ニュース 2003年1月6日 09:57 PM 更新

ホットスポットで万馬券はとれるか?

1月5日から、中山競馬場の2階でホットスポットサービスが提供開始された。これを上手く利用すれば、あなたも144万馬券がとれる?

 日本中央競馬会は1月5日から、中山競馬場内でホットスポットを開設した。受け付けを済ませた来場者なら、無料でサービスを利用できる。日本中央競馬会が同種の取り組みをするのは、今回が初めて。

 日本中央競馬会の担当者は「以前からユーザーのニーズはあった」と話す。

 「競馬場内でPCを使える環境を作ってほしい、という声があり、昨今の状勢を見てホットスポット開設を決めた。ユーザーは多様なサイトから、競走馬のデータなどを取得して、予想に生かしているようだ」(同)。


室内に設置されたPCには、競馬予想ソフトもインストールされている

 無線LANを使えるのは、2階の「ホースレースiスポット」室周辺、および各階の一部。利用範囲は今後の状況に応じて広がる見込みだ。米Nomadicの無線LANマルチゲートウェイ「USG-1000」を導入しており、IEEE 802.11b準拠の無線LANを利用してインターネットに接続可能。利用を希望するユーザーは、同室でIDとパスワードの発行をうける。

 USG-1000は、理経が国内向け販売総代理店を務める“公衆無線LAN向け”マルチゲートウェイ(記事参照)。インターネット接続時に、任意のページにアクセスさせる機能や、ISPローミング機能、RADIUSサーバとの連携によるユーザー認証機能などを備えている。

 ホースレースiスポット室内には、ノートPC16台、オッズ放送用のPDP(42インチ)が6台、説明用プロジェクタ(80インチ)が1台設置されているほか、4−5名の男女オペレーターも常駐するという。

 今後、好評なようなら、ほかの競馬場でもホットスポット開設を検討するという。ちなみに、その中山競馬場では6日、3連複(馬番号3連勝複式)で144万9660円という高配当馬券も飛び出した。その馬券を当てた人達が、ホットスポットで情報収集をしていたかどうかは、今のところ定かではない。



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[杉浦正武, ITmedia]

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