リビング+:ニュース 2003/01/22 23:59:00 更新

メルコ、2万500円のIEEE 802.11g対応無線ルータ

メルコはIEEE 802.11g準拠の無線LANアクセスポイント「AirStation G54シリーズ」にルータ内蔵モデルを追加。同時に既発表製品の値下げを発表した

 メルコは1月22日、IEEE 802.11g準拠の無線LANアクセスポイント「AirStation G54シリーズ」にルータ内蔵モデル「WBR-G54」を追加した。従来のIEEE 802.11bモデル「WBR-G11」と同じ2万500円(単体)という戦略的な価格を設定。一気にリプレース需要を狙う。

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WAN側ポートは10/100BASE-TX、LAN側は10/100BASE-TX×4ポート

 IEEE 802.11gは、現在主流となっている802.11bと同じ2.4GHz帯を使った最大54Mbpsの高速無線LAN規格。既存の802.11b対応製品と互換性があり、802.11g対応アクセスポイントの下では、両方のクライアントが混在できるのも魅力だ。ただし、現在はドラフト仕様であり、仕様が確定するのは今年5月以降の予定。メルコでは、正式版にはファームウェアバージョンアップで対応するとしている。

 WBR-G54のきょう体は、基本的にWBR-G11と同じ。内蔵する無線LANカード(miniPCI)が変更されただけで、機能もほぼ踏襲した。有線LAN部分のスループットが実測値で24Mbpsという点も同様で、UPnP対応、PPPoEマルチセッション、VPNマルチパススルー、IPUnnumberedといった機能をサポートしている。

 異なるのは、アクセスポイント間の無線通信をサポートしていること。また、AirStationに接続されたPC同士の通信を禁止する「プライバシーセパレータ」機能が当初は搭載されず、ファームウェアアップデートによってサポートする予定になっている。

 製品ラインアップは、WBR-G54単体モデルのほか、IEEE 802.11g準拠の無線LANカード「WLI-CB-G54」1枚をセットにしたパッケージ「WBR-G54/P」(2万8500円)が用意された。いずれも出荷は2月上旬を予定している。

 またメルコは、昨年末に発表したIEEE 802.11g対応製品を値下げすることも明らかにしている。ルータ機能を持たない無線LANアクセスポイント「WLA-G54」は1万7500円に、ホットスポットなど業務用途を想定した「WLM2-G54」は7万8000円に、無線LANカード「WLI-CB-G54」は9800円にそれぞれ価格を改定する。いずれも未出荷のため、初出荷時から新価格が適用されるという。

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▼メルコ

[芹澤隆徳,ITmedia]



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