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2003/01/24 18:01:00 更新 |
P2Pファイル交換サイト「1年で300%以上増加」
米インターネットフィルタリングソフトメーカーのWebSenseがファイル交換の状況について報告
P2Pファイル交換サイトはこの1年で300%以上増えて8万9000を数え、Kazaa、GroksterなどのP2Pアプリケーションは130種以上が存在している――。インターネットフィルタリングソフトメーカー米WebSenseは、1月23日発行のプレスリリースでそう報告している。
同社は、P2Pは音楽ファイル交換の範疇を超え、最新の映画作品や人気ビデオゲームの交換にも使われるようになったと報告。こうしたコンテンツの多様化が、P2Pサイト/アプリケーションを増加させると同時に、世界各地で帯域や法的/セキュリティの問題を引き起こしていると指摘する。
P2P利用目的としてはMP3音楽ファイルの交換がいまだ圧倒的だが、ほかの用途もかなり増えているようだという。例えば、Yankee Groupの調べでは、2002年にP2Pネットワークからダウンロードされた音楽ファイルの数は50億以上とされているが、ゲームデベロッパーTrymediaの報告では、ビデオゲームのダウンロードも500万件以上に上っている。さらには、毎日40万−60万の映画のコピーがダウンロードされているとするコンサルティング会社Viantの報告もある。
Jupiter Media Metrixでは、米国家庭の高速インターネットサービス利用率はまだ17%に満たないため、P2Pファイルのダウンロードは勤め先から行う人も多いとしている。
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WebSense
[ITmedia]