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― | 前回見込み | 修正後見込み | 差異 |
売上高 | 400億円 | 390億円 | ▲2.5% |
営業利益 | ▲4億円 | 8億円 | +12億円 |
経常利益 | ▲8億円 | 2億円 | +10億円 |
当期純利益 | ▲10億円 | ▲3億円 | +7億円 |
So-net会員数 | 256万人 | 232万人 | ▲24万人 |
こうした数字だけ見ると、同社の業績は好調そのもの。各会員とも1.5Mbpsサービスから12Mbpsサービスへと移行しており、ARPU(Average Revenue Per User)も上昇しているという。しかし、不安要素がないわけではない。その一つが、上の表にも表れているようにSo-net会員数が思ったより伸びていないことだ。
同社CFOの瀧川貞夫氏は、So-net会員獲得活動の中で、マーケティング・パートナーに支払うキックバックが、予想より少なかったと話す。いわば、会員数がそれほど増えなかった分、マーケティング・パートナーに支払う販促費が少なくてすんだということ。意地悪な言い方をすれば、「会員数が伸び悩んだから業績が好転した」といえる。長期的に見れば、ありがたい現象ではない。
同社の山本泉二社長は、前回の四半期決算説明会で「下期は、“会員の獲得”を最重要課題として努力していく」と明言している(記事参照)。第4四半期もこの方針は変わらず、広告・販促費を「厚めに打つ」(同氏)ことで会員増に努める。2002年度はこれまでの9カ月間で黒字を達成しているが、これが最終的に赤字になるのも辞さない考えだ。
So-netのブロードバンド会員は、12月末時点で37万人。山本社長は、年度末までに45万人に増やすとした。
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