リビング+:ニュース 2003/02/03 15:41:00 更新


シマンテック、1月のウィルスと不正アクセスのランキングを発表


 シマンテックは、2003年1月におけるウィルス被害と不正アクセスのランキングを発表した。不正アクセスランキングでは、韓国で障害を引き起こしたワーム「W32.SQLExp.Worm」によるSQL Serverへの攻撃が1位となっている。

 これによると、世界におけるウィルス被害ランキングでは、依然としてW32.Klezが1位となっているものの、1月に発見されたW32.LirvaとW32.Sobigによる被害が急増している。

 注目すべきは、国内においてIRCクライアントを狙ったワーム「IRC Trojan」が急増していることだ。これまで、IMなどのチャットツールを標的にしたワームによる被害が危惧されていたが、IRC Trojanの急増により現実のものとなった。1月の国内ランキングは以下のとおり。

ウィルスランキング(国内)
順位 ウィルス
1 W32.Klez
2 HTML.Redlof.A
3 W95.Hybris
4 IRC Trojan
5 W32.Bugbear@mm
6 Trojan Horse
7 W95.Spaces.1445
8 VBS.LoveLetter
9 W32.Yaha
10 W32.FunLove

 また、同社は今回発表された2003年1月分から、従来からの「ウイルス被害ランキング」のほかに「不正アクセスランキング」を加え「インターネット・セキュリティレポート」として発表している。今回、追加された不正アクセスランキングは、同社が世界1万9,000か所に設置した不正アクセスセンサーの情報をもとに作成されたもの。こちらのトップは圧倒的にW32.SQLExp.Worm(別名 SQLP1434、SQL Slammerなど)で約228万回。2位(IIS 5.0 Source Disclosure Attack)の約58万と比べて非常に検出数が多い。

 今回のW32.SQLExp.Wormについては、日本での実際の感染数は少ないまま収束したが、セキュリティアップデートの適用などの対策は、継続的に行うことが重要と言えるだろう。

関連リンク
▼シマンテック

[記事提供:RBBTODAY]



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