リビング+:ニュース 2003/02/04 16:27:00 更新


ITSで車同士のコミュニケーションも進むか?DSRCで車と車をつなぐ新システム

沖電気は、走行中の自動車同士をDSRC方式の無線システムで接続、CCDカメラで撮影した画像を短時間で交換できる「写々間通信システム」を開発した。35万画素の画像(JPEG形式)を3秒で伝送できるというもので、実用化されれば何台かでツーリングするときのコミュニケーションツールとして利用できそうだ。

 沖電気は、走行中の自動車同士をDSRC方式の無線システムで接続、CCDカメラで撮影した画像を短時間で交換できる「写々間通信システム」を開発した。

 この写々間通信システムは、沖電気の開発したメディアアクセス制御(MAC)技術を搭載。自動車それぞれがDSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信)の無線局となり、走行中の車群でネットワークを動的に構築する。路側の基地局や、外部のネットワーク(インターネット網など)を使用しないため別途の通信費がかからないほか、通信できる距離にいる車同士を直接接続するためルーティングが不要で遅延のない通信が可能となる、などの特徴がある。

 35万画素の画像(JPEG形式)を3秒で伝送できるということで、渋滞や事故の様子をやりとりしたり、ツーリングなどでのコミュニケーションツールなどへの利用が想定されている。また将来的には、MOTERANやMANETといった自律分散型ネットワークシステムとの組み合わせによって自動車向けブロードバンド接続を実現する、といった用途も期待できよう。

 DSRCは、ETCで使用されている5.8GHz帯の無線通信方式で、ITS(高度道路交通システム)の通信インフラとしてさまざまな応用が検討されている。

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▼沖電気

[記事提供:RBBTODAY]



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