Living Plus Weekly Top10(2月16日〜2月22日)
|
|
|||
1位 | MPEG-21って何だ? 三菱電機の研究開発成果発表会 | ||
2位 | CATVの高速化、「慎重に検証を進める」とJ-COM | ||
3位 | 「日本MMOの何が問題だったか」 〜JASRAC顧問、田中弁護士 | ||
4位 | 「ルータのブラックホール現象」を解決する | ||
5位 | メルコ、ADSL8Mモデムについてフレッツ・ADSLとの接続保証が困難に | ||
6位 | 究極のPCリモコン? NECの「SD-10」を使ってみました | ||
7位 | NTTの「接続料改正案」、そのポイントは? | ||
8位 | 三菱電機、“いいとこ取り”のFTTHシステムを開発? | ||
9位 | バイオHS91〜総評と今後への期待 | ||
10位 | 「セキュアP2P」という考え方 〜イーディーコントライブ |
先週のトップを飾ったのは、「MPEG-21」の技術に関する記事。“MPEG-2”や“MPEG-4”はよく耳にするが“MPEG-21”となるとあまり詳しくない、という読者も多かったのではないだろうか。また、3位と10位には著作権に関する特集記事(特集参照)がランクイン。読者に一定の興味を持たれていることを示した。
ところで、その特集の取材では、さまざまな専門家に話を聞いたのだが、そのうちの1人と忘れられないやり取りがあった。
それは、ひとしきり話を聞いて、取材が終わりにさしかかった頃。掲載日時や掲載形式を確認する段に移ったところで、ちょっとした問題(?)が持ち上がった。取材相手が、「このインタビュー記事の著作権は、どこにあると思うか」と質問してきたのだ。
記事を制作するのがZDNetである以上、著作権はこちらにあるはず。……漠然とそう考えたが、先方は「自分の言葉で話し、内容を構成した“講演”に類する形式のものである以上、これはこちらの著作物だ」という。その表情は穏やかだが、目の奥は笑っていない。何か、こちらを試しているかのようにも思えた。
著作権法を読むと、「著作物」の定義は「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と書いてある(第1章、第1節、第2条)。また、著作物の例としては「小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物」という記述がある(第2章、第1節、第10条の1)。
インタビュー内容が必ずしも著作物として扱われるのか、記者にはちょっと判断がつかない。しかし、確かに場合によっては、著作権が発生するケースもあるのだろう。
そして、記者はこれまでそうした問題意識を持っていなかったことは事実。「著作権問題を報道する立場として、認識が甘いのでは」との責めを受けても、しかたのないところ。この件があってから、改めて、著作権を身近な問題としてとらえなおした。
なお、その取材相手には、後日きちんとした著作権処理案を提示。氏の快諾をえて、先週の記事掲載に至っている。
関連記事[杉浦正武,ITmedia]
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!