リビング+:ニュース 2003/02/24 20:08:00 更新


体温を電力源にワイヤレス通信 SIIらが開発

セイコーインスツルメンツは、体温を電力源として通信できるバッテリーレス無線システムを、セイコーエプソン、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所と共同で開発した

 セイコーインスツルメンツ(SII)は2月24日、体温を電力源として通信できるバッテリーレス無線システムを、セイコーエプソン、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所と共同で開発したと発表した。


 SIIは、体温や照明光などごく微弱なエネルギーを電力源として使用できる発電機部を、SOI(Silicon On Insulator)を活用したSC型DC-DCコンバータとすることで実現。低い電圧でも動作でき、さらに自己消費電力もきわめて小さくできるという。自然エネルギーによる供給電圧がごく低電圧かつ変動が生じても常に安定した電圧を電源部に供給でき、効率も非常に高いとしている。エプソンは低電圧SAW発振回路と無線システム部分を、同研究所はシステムアーキテクチャとCPUなどのデジタル処理部分を担当した。

 2月上旬から開かれた国際固体回路会議(ISSCC、米国サンフランシスコ)でデモ機を公開した。新技術の開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が7社に委託した「極低電力情報端末用LSIの研究開発」プロジェクトのアプリケーション例として3社が実施した。

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[ITmedia]



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