リビング+:ニュース 2003/03/05 22:55:00 更新


九州電力、家電を遠隔操作するホームネットワーク実験

九州電力は、3月上旬からホームネットワークの実証試験を開始する。BBIQ会員から50戸程度のモニターを選定。人感センサーや施錠確認センサー、監視カメラ、赤外線送信機付きのホームサーバなどを設置する

 九州電力は3月4日、グループ企業のインフラや技術を使い、ホームネットワークの実証試験を開始すると発表した。九州通信ネットワーク(QTNet)のFTTHサービス「BBIQ」ユーザーからモニターを選び、携帯電話から自宅の状況を確認したり、家電を遠隔操作するといった実験を行う。

 試験期間は、2003年3月上旬から9月下旬頃。福岡市とその近郊に済むBBIQ会員から50戸程度のモニターを選定する。モニター宅には、人感センサーや施錠確認センサー、監視カメラ、そして赤外線送信機付きのホームサーバなどを設置。センサーや監視カメラが集めた情報をインターネット上のサーバに格納し、Webブラウザ搭載の携帯電話から確認や遠隔操作ができる仕組みだ。

/broadband/0303/05/bbiq.gif
クリックで拡大

 人感センサーや施錠センサーにより、不在時に不審者が侵入したときには携帯電話へメッセージを発信。さらに、カメラが撮影した画像を携帯の画面で閲覧したり、施錠の確認などが可能になる。また、センサーと連動して点灯する「威嚇用照明」、同じく威嚇用スピーカーなども設置してホームセキュリティユースに役立てる。

 さらに、携帯電話から赤外線リモコン対応のテレビやビデオ、エアコンなどを遠隔操作できる。帰宅前にエアコンを操作し、部屋を暖めておくといった用途にも利用できるだろう。このほか、オペレーターによる音声サポートのため、IP電話なども設置する計画だ。

 システム構築は、同じくグループ企業のニシム電子工業が担当。画像配信サーバやコンテンツサーバを提供する。

関連記事
▼電力FTTHもIP電話――「BBIQフォン」九州内なら3分8円
▼QTNet,4月から福岡と北九州でFTTHサービスを展開

関連リンク
▼ニュースリリース(九州電力)
▼九州通信ネットワーク

[芹澤隆徳,ITmedia]



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!