リビング+:ニュース 2003/03/06 18:32:00 更新


ドコモ、4月から月額4880円のPHS定額制データ通信サービス

ドコモは4月1日から定額制PHSサービス「@FreeD」を提供する。ドーマント方式の64K/32Kbps回線交換で、シャープとパナソニック製の対応端末が用意される

 NTTドコモは4月1日から、PHSの定額制データ通信サービス「@FreeD」を提供する。利用料金は、定額月額プランが4880円、定額年払いプランが4万8000円(一括前払い)。定額月払いプランでは、「@FreeD」対応アクセスポイント以外への通話/通信が可能だが、定額年払いでは不可となる。なお、このサービスはファミリー割引が適用されない。

 サービス開始にあたり、ドコモは「@FreeD」対応のデータ通信カード「P-in Free 1P」「P-in Free 1S」を販売する。これまで販売されていたドコモのデータ通信カードは「@FreeD」サービスでは利用できない。


左がパナソニック モバイルコミュニケーションズ製「P-in Free 1P」、右がシャープ製「P-in Free 1S」。いずれもCFカード型で、WindowsとWindows CEに対応で、今回発表された端末では「MacintoshやPalmなど、ほかのOSへの対応予定はない」(ドコモ広報)。なお「P-in Free 1S」は、イヤホンによる音声通話が可能

安定した速度が出るドーマント方式の回線交換を採用

 「@FreeD」では、通信方式として64/32Kbpsの回線交換を採用。定額制を実現するため、無線通信部分にはドーマント方式が使われている。

 ドーマントは、通信中に一定時間データ通信がない場合や電波状態が悪いときにダイヤルアップ接続を保ったまま無線回線を一時的に休止する方式。回線交換によるデータ通信のため、パケット方式のデータ通信に比べて、安定した速度で通信できる。「@FreeD」の最大通信速度は64Kbps通信時で58.4Kbps、32Kbpsの場合で29.2Kbps。

 64Kbpsと32Kbps通信は、ユーザーが切り替えるものではなく、「基地局や通信状況などによって32Kbps通信になる場合もあるが、基本的には64Kbps通信」(ドコモ広報)というように、状況によって変わるという。

 情報の送受信が行われないときには電波を発信しないため、PCやPDAのバッテリー消費が抑えられ、ファイルのダウンロード中に無線回線が切断しても、自動的に再接続されたあとには切断された時点からダウンロードを再開できるなどのメリットがある。

 ドコモ広報はドーマント採用の理由を、「限られた周波数の中で可能な限り有効利用するのに最適な方式のため」としている。


ドーマント接続イメージ

 「@FreeD」対応予定のプロバイダは以下の通り。

対応予定プロバイダ
@nifty、BIGLOBE、OCN、So-net、Panasonic、hi-ho、ぷらら、ライブドア、ZERO、ドリーム・トレインインターネット(DTI)、ASAHIネット、デオデオエンジョイネット、SANNET、リムネット、ReSET.JP、アルファインターネット、interQ、MEMBERS、BBplus

  • 端末スペック

製品名「P-in Free 1PP-in Free 1S
サイズ42.8×56×3.342.8×49.8×6
重さ16グラム18グラム
対応OSWindows 98/Windows Me/Windows 2000 Professional/Windows XP, Windows CE
PHS対応モード公衆モード/ホームアンテナモード/OAモード/自営モード/トランシーバ(デュアルモードあり)

関連リンク
▼ニュースリリース

[後藤祥子,ITmedia]



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