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2003/03/12 18:39:00 更新 |
“ADSLの50倍の速度”のFWAシステムを試作
通信総合研究所(CRL)は3月11日、38GHz帯を利用して622Mbpsの伝送速度を実現する、加入者系無線アクセスシステム(FWA)を試作したと発表した
通信総合研究所(CRL)は3月11日、38GHz帯を利用して622Mbpsの伝送速度を実現する、加入者系無線アクセスシステム(FWA)を試作したと発表した。今後、一般家庭向けの高速アクセス回線として提供できるよう、実験を続ける。
横須賀には、伝送距離最長1Kmのテスト環境も構築された
試作したシステムは、38GHz帯のミリ波を利用し、ポイント・トゥ・ポイント方式で2点間を接続するもの。変調方式には64QAM/128QAM方式を利用するほか、変調信号を4つ並列に送信する(4マルチキャリア化)。これにより、1Hzあたり5.2ビットの伝送を実現し、通信速度は最大で622Mbpsに達するという。
今後、実験環境で長期の通信実験を続ける。3月18日に横須賀リサーチパークで開催されるシンポジウムでは、デモンストレーションが行われる予定だ。
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通信総合研究所
[杉浦正武,ITmedia]