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2003/03/25 21:47:00 更新 |
「NTT広域化」を利用したIP-VPNサービス
日本テレコムは、NTT東西が提供する地域IP網と接続することで、全国のフレッツ・サービスをアクセス回線として利用できるIP-VPNサービスを開始する
日本テレコムは3月25日、同社が提供するIP-VPNサービス「SOLTERIA」のメニューに、NTT東西が提供する地域IP網との間にゲートウェイを設けて、フレッツ・サービスをアクセス回線として利用できる「SOLTERIAフレッツゲートウェイ」を追加すると発表した。NTTの地域IP網は、今年2月に広域化が認められているため(記事参照)、全国の拠点をSOLTERIAで接続できる点が特徴。
利用イメージ
東日本エリアと西日本エリアに1つずつ、ゲートウェイの契約を行うだけで、全国規模のネットワークを構築できる。SOLTERIAと地域IP網を直接接続した、クローズドなネットワークのため、セキュリティも比較的高い。また、暗号化処理を施さずにすむぶん、スループットでも優れるという。
価格は、ゲートウェイ基本契約料が10Mbpsで31万1000円。帯域は、1Mbpsの契約を行った場合、月額10万4000円となる(詳細はニュースリリース参照)。3月31日から受付を開始する。
同社は、フレッツ・ADSLやBフレッツ、フレッツ・ISDNなどを利用する、小規模拠点をネットワークに取り込むことを想定しているようす。拠点が同一県内に集中しているユーザーには、都道府県単位での地域IP網を適用したサービスタイプも用意しているという(東京、神奈川、大阪、愛知で対応)。
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[杉浦正武,ITmedia]