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2003/03/26 18:05:00 更新

Yahoo! BB、Reach DSLが最初から選択可能に

ヤフーは「Reach DSL」サービスを、申し込み当初から選択可能にした。スループットはやや落ちるが、ノイズの影響は受けにくいのが特徴

　ヤフーは3月26日、ADSLサービス「Yahoo! BB」のサービスメニューを変更し、Reach DSL（リーチDSL）サービスを申し込み当初から選択可能にした。Reach DSLサービスとは、使用する周波数帯を狭くする代わりに耐ノイズ性を高め、伝達距離を延ばしたサービス（記事参照）。

―	Reach DSL	8Mbpsコース	12Mbpsコース
下り最大伝送速度	960Kbps	8Mbps	12Mbps
上り最大伝送速度	960Kbps	900Kbps	1Mbps

　Reach DSLの平均通信速度。NTT局舎から8Km以上離れた家庭でも、なお平均600Kbps以上の通信速度を実現するとうたう

　これまでユーザーは、いったん8M/12Mbpsサービスに申し込み、接続が不調と確認できた場合のみ、Reach DSLを申し込み可能だった。しかし、NTT局舎から距離があることを分かっているユーザーからは、初めからReach DSLを申し込みたいとの声も多く、また「事業者側としても、これによって手続きが簡素化できると考えた」（ヤフー広報）。

　Reach DSLの価格、初期費用などは特に変更がない（詳細はYahoo! BBのサイト参照）。同サービスに申し込んだユーザには、専用のスプリッタ内蔵モデムが送付される。

　なお、ヤフー広報では混乱を避けるため、NTTの「線路情報開示システム」などで、事前にNTT局舎からの距離を確認してからReach DSLを選択するよう、薦めている。Reach DSLが適していると考えられるユーザーは、「線路距離長が4km以上、伝送損失が50db（デシベル）以上」の場合。

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Yahoo! BB

[杉浦正武，ITmedia]

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