リビング+:ニュース 2003/03/27 23:18:00 更新


NTT東西とディズニー、ブロードバンド新サービス「DisneyBB on フレッツ」を発表

NTT東西とディズニーが、ブロードバンド新サービス「DisneyBB on フレッツ」を立ち上げると発表。第一弾として、幼児向けのエンターテイメントサービス「ディズニーワンダーランド」を今年7月から提供する (C)Disney

 NTT東西地域会社とウォルト・ディズニー・ジャパン、ディーワンダーランドの4社は3月27日、ブロードバンドサービス分野で協業し、新サービス「DisneyBB on フレッツ」を立ち上げると発表した。第一弾として、ディーワンダーランドが開発したブロードバンド向けコンテンツ「ディズニーワンダーランド」を今年7月から提供する。

 「DisneyBB on フレッツ」は、NTT東西が提供するブロードバンドアクセスサービス「フレッツ」(「Bフレッツ」「フレッツ・ADSL」)のネットワークを利用して、ウォルト・ディズニー・ジャパンがブロードバンド専用コンテンツを制作・提供するもの。ディズニーが有するさまざまな映像や音楽のほか、ディズニーキャラクターと遊べる多人数参加型のオンラインゲームや、エデュテイメントといった多彩なコンテンツが、高速なブロードバンド回線を通じてユーザーに提供される。提供コンテンツの詳細は、6月にあらためて発表される予定だ。

 今回の発表では、幼児向けのエンターテイメントサービス「ディズニーワンダーランド」が紹介された。


ディズニーワンダーランドのエントランス「ハローワンダー」では、ミッキーがお出迎え (C)Disney

 ディズニーワンダーランドは、3−6歳の子供を対象とした家庭向けのブロードバンド専用リッチコンテンツ。子供は、専用のコントローラを使ってプレーヤーを操作し、3D化されたフィールド上を自由に歩き回ることができる。フィールド上には、さまざまな発見やディズニーキャラクターとの出会いといったインタラクティブな演出が盛り込まれており、ゲーム感覚で好奇心や探求心を育むことができるという。


自然に囲まれた世界「ネイチャーワンダー」 (C)Disney

 また、絵本/数遊び/英語など、楽しみながら学べるエデュテイメントコンテンツも豊富に用意。子供の成長に合わせて、これらのコンテンツが順次提供されていく。


楽しみながら学べるエデュテイメントコンテンツも豊富に用意 (C)Disney

 ディズニーワンダーランドは、専用コントローラ、スターターCD-ROM、会員権、1カ月分のサービス料などをセットにしたスターターキット(9800円)を入会時に購入。2カ月目以降のサービス利用料は月額1000円を予定している。


専用コントローラなどをセットにしたスターターキット (C)Disney

 ディズニーワンダーランドのサービス対象ユーザーは、NTT東西が提供するブロードバンドアクセスサービス「フレッツ」(「Bフレッツ」、「フレッツ・ADSL」)の利用者。今年7月の本サービス開始に先駆け、抽選で選ばれた3000人を対象に5月1日から無料のプレサービスを提供する。NTT東西の専用公式ホームページ(NTT東日本NTT西日本)で、3月29日からプレサービスの募集を開始する。

 「ディズニーワンダーランドは日本からスタートするが、近い将来にはブロードバンド普及が進んでいる韓国をはじめ世界各国に展開していきたい」(ディーワンダーランド社長の青木千栄子氏)。

ドミナント(支配的事業者)でないNTT東西と手を組むメリットとは?

 発表会でNTT東日本の古賀哲夫常務は「昨年の夏にディズニー側から“ブロードバンドコンテンツをやりたい”という打診があった。世界中でバーチャルなディズニーランドを展開するにあたって、世界に先駆けて光ネットワークを提供している日本でまずはじめたいというのが、ディズニーがわれわれに話を持ちかけた理由。われわれも、光化に適したコンテンツを模索していたので、両社の思惑が一致した」と、ディズニーとの提携の経緯を語る。

 ウォルト・ディズニー・ジャパン社長の星野康二氏は「1928年、モノクロスクリーンにミッキーマウスが登場して以来、80年近いその歴史は新しい創造の連続。コンテンツだけでなく、プラットフォームやマーケットでも新しい挑戦をし続けてきた。そのディズニーの歴史の中でも今回のNTTとの協業は、ブロードバンド専用コンテンツというかつてない体験を提供する新しい挑戦。日本はブロードバンドマーケットの最前線にある。ブロードバンドの新しい歴史を作っていきたい」とし、今回の取り組みがディズニーにとっても重要な位置付けであることを述べた。

 ブロードバンド市場でのリッチコンテンツ事業では、同市場で高いシェアを誇るYahoo!BBが積極的だ。発表会では「ブロードバンド市場で決してドミナント(支配的事業者)でないNTT東西と戦略的に手を組むメリットはあるのだろうか」といった質問も飛び出した。

 「ディズニーブランドでコンテンツを幅広く提供するにあたり、NTT東西が提供するフレッツ網の安全性や利便性を評価した。また、パフォーマンスも安定しているし、料金回収など顧客とのサービス面も充実している。将来的に光ネットワークが広がっていく過程で、技術的サポートや光化に適したコンテンツ作りといった面で協業のメリットは大きい」(ディーワンダーランド青木氏)。


固い握手を交わす4社。左から、NTT西日本取締役の高野博明氏、ウォルト・ディズニー・ジャパンの星野康二氏、ディーワンダーランド社長の青木千栄子氏、NTT東日本の古賀哲夫常務 (C)Disney

関連リンク
▼Disney BB オン フレッツ
▼ディズニーワンダーランド

[西坂真人,ITmedia]



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