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2003/03/28 22:04:00 更新 |
KDDI、「1x EV-DO」試験サービスを4月30日スタート
KDDIは、第3世代携帯電話の高速データ通信「CDMA2000 1xEV-DO」方式の試験サービスを4月30日から都内の一部で開始すると発表した
KDDIは3月28日、第3世代携帯電話の高速データ通信「CDMA2000 1xEV-DO」方式の試験サービスを4月30日から都内の一部で開始すると発表した。
サービスエリアは東京都の15区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・渋谷区・品川区・目黒区・豊島区・中野区・板橋区・北区・荒川区・墨田区)の内、環状7号線の内側で隅田川以西の地域。KDDIのISP「DION」に接続し、2GHz帯を使用した無線パケット通信データサービスが利用できる。
モニターにはPCデータ通信用端末「DO-BOX」(ディーオー・ボックス、京セラ)が提供される。通信速度は下り最大2.4Mbps、上り最大153Kbps。PCとはUSBで接続し、別途AC電源が必須となる。PCの対応OSはWindows 2000/XP。
モニターは500人を募集する。応募は3月28日午後3時から4月3日午後6時まで、専用Webページで受け付ける。モニターは、通信料金を含めてすべて無料でサービスを利用できるが、端末はサービス終了時に返却する必要がある。試験サービス終了は10月を予定している。
主力は800MHz帯。今回はネットワークの検証
KDDIによると、2GHz帯を使う今回の試験サービスは「どんなネットワーク特性かなど、ネットワークの検証」が目的。主力は秋に予定している800MHz帯でのサービスとなる。
現在のCDMA2000 1xなどは800MHz帯でサービスされており、秋からのサービスはCDMA2000 1xとEV-DOのデュアルサービスとなる見込み。EZwebなどのWebサービスもEV-DOネットワークで受けられるようになる。
ただし、試験サービス後も2GHz帯でのサービスは継続する予定。「2GHz帯は、よりデータに特化したネットワークサービスとして、800MHz帯の補完的な役割」(KDDI)。
CDMA2000 1x EV-DOは、米Qualcommが開発したデータ専用のネットワークサービスで、インターネット型のデータに特化したことで高速度と安いビット単価を実現した。最高通信速度は下り2.4Mbpsだが、平均速度は1Mbps程度とされている。
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ニュースリリース
[斎藤健二,ITmedia]