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2003/04/02 17:22:00 更新 |
平成電電、全国一律3分6.8円の固定電話サービス
平成電電は、全国一律3分6.8円の固定電話サービスを今年6月より開始すると発表した。いわゆるIP電話サービスではなく、固定電話として提供されるもので、法人や新規個人などに向けて、年内50万回線の獲得を目指すという。
平成電電は、全国一律3分6.8円の固定電話サービス「平成電話」を今年6月より開始すると発表した。いわゆるIP電話サービスではなく、固定電話として提供されるもので、法人や新規個人などに向けて、年内50万回線の獲得を目指すという。
「平成電話」には個人向けプランと法人向けプランが用意されており、それぞれ料金体系は以下の通り。(注:下記料金以外には、NTTの電話基本料金などはいっさい不要となる)
- ■個人向けプラン
- 月額基本料金:1,800円/ch
- 通話料:
- 国内固定電話向け:全国一律 3分6.8円
- 国内携帯電話向け:全国一律 3分49.5円
- オプション:
- 平成電話同士 かけ放題:300円/月
- ADSLサービス:1,250円/月
(ADSLモデムレンタル料:700円/月が別途)
- ■法人向けプラン
- 月額基本料金:2,400円/ch
- 通話料:
- 国内固定電話向け:全国一律 3分6.8円
(1分3円の「ビジネスプラン」あり)
- 国内携帯電話向け:全国一律 3分49.5円
- オプション:
- 平成電話同士 かけ放題:500円/月
- ADSLサービス:(1年間無料)
(ADSLモデムレンタル料:700円/月が別途)
この「平成電話」は、海外製のRT機器をNTT局舎内に設置、電話線をNTT交換機ではなくこのRT機器に接続することで、アナログ音声やISDN、ADSLなどをすべて平成電電が提供するという仕組み。いわば、日本全国を対象とした規模の大きな「光収容」といった構成になっている。
ダークファイバなどで構築された10Gbpsのバックボーンは定額で運用できるため、通話の全国一律が実現できたとしている。
開始時点では全国433局舎、年内に2,000局で提供する計画だ。なお、これは加入者側のみの制限で、対地については、サービス当初より全国どこでも通話可能である。
初期費用については、NTTの場合に必要な施設設置負担金(72,000円)は不要。また、NTT電話から乗り換える場合については、番号を変えずに「平成電話」に変更できる番号ポータビリティが提供されるということで、気軽に変更できる。
なお、個人向けプランでは、基本料金(1,800円)+平成電話同士かけ放題オプション(300円)+ADSL(1,250円)をセットにして月額3,000円で提供するセット販売も予定している。
いわゆるIP電話よりも低料金の固定電話が登場したことで、電話料金をめぐる競争がふたたび始まることになりそうだ。
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平成電電
[記事提供:RBBTODAY]