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2003/04/10 16:32:00 更新

オンラインストレージでMP3無断公開の18歳を逮捕

オンラインストレージサービスを悪用して音楽ファイルを権利者に無断で公開していたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と堀川署が東京都新宿区の18歳の少年を逮捕した

　日本音楽著作権協会（JASRAC）などは4月10日、オンラインストレージサービスを悪用して音楽ファイルを権利者に無断で公開していたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と堀川署が同日、著作権法違反の疑いで東京都新宿区の18歳の少年を逮捕したと発表した。

　JASRACなどによると、少年は2002年9月ごろから、NTTコミュニケーションズのオンラインストレージサービス「シェアステージ」などに、市販音楽CDから作成したMP3ファイルをアップロード。不特定多数のユーザーを募ってグループ化した上で、楽曲データをグループ参加者に送信できる状態にし、権利者の公衆送信権と送信可能化権を侵害した疑いがもたれている。

　これに対しエイベックスとデフスターレコーズが、それぞれ浜崎あゆみ「Voyage」と平井堅「大きな古時計」について権利を侵害されたとして刑事告訴した。ポニーキャニオンもFLAME「Remind」が確認されたとして告訴する予定としている。

　またコンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）は、同様にオンラインストレージサービスを悪用してゲームソフトのデータを無断公開していた栃木県小山市の男（31歳）が3月、著作権法違反で京都簡裁から罰金30万円の略式命令を受けていたことを明らかにした。

　男は2001年10月ごろからシェアステージを悪用、任天堂「スーパーマリオアドバンス」のデータをサーバにアップロードし、グループに公開していた。サービス利用料が一定容量まで無料だったため、17のIDを取得して今年2月までに179タイトルのゲームボーイ／ゲームボーイアドバンス用ソフトをアップロードしていた。

関連リンク
日本音楽著作権協会
日本レコード協会
コンピュータソフトウェア著作権協会

[ITmedia]

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