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2003/04/17 20:04:00 更新 |
フレッツ・オンデマンドが変わる? ゲーム配信も可能に
NTT東西は、地域IP網上でのコンテンツ配信代行サービスに、新しいサービスメニューを追加した。これにより、事業者はオンラインゲームなどを提供可能になるという
NTT東西は、地域IP網上でコンテンツ配信を代行するサービス「フレッツ・オンデマンド」「フレッツ・スクウェア」で、コンテンツプロバイダ向けに新しいサービスメニューを追加した。地域IP網上に、コンテンツプロバイダ自らが用意したサーバを接続することで、エンドユーザーに多様なサービスを提供できる。
NTT西日本の報道資料より(クリックで拡大)
フレッツ・スクウェアやフレッツ・オンデマンドといえば、地域IP網上にNTT東西がストリームサーバを設置して、事業者が用意したコンテンツの配信代行、課金代行などを行うサービス。クローズドなネットワークをCDNとして利用できるため、よりセキュアな環境で、より高品質な映像を配信できるのが強みだ。
ただし、配信できるのは映像のみ。たとえばオンラインゲームやe-ラーニングなどは、ユーザーの登録管理や、学習状況の進捗管理をサーバ側で行う必要があるため、提供できなかった。
新サービスでは、各コンテンツプロバイダが自ら用意したサーバを、NTT東西がハウジングする。これにより、事業者は自社コンテンツ向けに各種システム、アプリケーションを作り込むことが可能。必然的に、エンドユーザーに提供されるコンテンツも、多様化する見込みだ。
新しくどのようなコンテンツが追加されるか、NTT東日本の広報は明言を避けたが、「現在交渉中の案件もある」とのこと。フレッツ・ユーザーにすれば、より一層コンテンツが充実することを期待したいところだろう。
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NTT東日本のニュースリリース
NTT西日本のニュースリリース
[杉浦正武,ITmedia]