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2003/04/18 19:26:00 更新 |
丸の内にブロードバンド・リラクゼーションスポットが登場
三菱電機グループは、丸の内にブロードバンド環境を備えた“リラクゼーションスポット”をオープンする。丸ビル来訪者などの、憩いの場としたい考え
三菱電機グループは、東京都丸の内にある三菱電機ビル1階に、ブロードバンドインフラを備えたリラクゼーションスポット「DCROSS」(ディークロス)をオープンする。一般向けに公開して、丸ビルを訪れた人間や周辺のビジネスマンの憩いの場としたい考え。
東京駅にほど近い、300平方メートルのスペース
来場者はDCROSS内で、備え付けのPC4台を操作できる。PCはインターネットに常時接続されており、独自コンテンツもアーカイブされている。またスペース一帯は、IEEE 802.11bの公衆無線LAN環境にもなっているという。
室内には、三菱電機自慢のDLP(Digital Light Processing)方式リアプロジェクターが備え付けられている。これは対角59インチのディスプレイを6面合わて、約160インチの大画面、470万画素の高精細表示を実現したもの。各種ハイビジョン映像が映される見込みだ。
奥行きは26センチと、省スペース化が図られている点もポイント(写真下は実機)
写真に映っているのは、重要無形文化財保持者である福田喜重氏の、刺繍の制作課程を映したコンテンツ。ほかにも、屋久島の風景や、和菓子に関連した映像など、芸術性の高い映像を楽しめるという趣向。
今後は会場で、ブロードバンドを利用した動画中継なども行われる見込み。詳細は未定だが、各種イベントも展開される予定となっている。
なお、スペースの一角にあるカフェでは、フランスパンなど「オシャレな雰囲気の」(担当者)サンドイッチと、ドリンクを用意する。来場者はここで購入したサンドイッチをつまみながら、ネット接続を楽しむこともできる。
カフェがあるのは、このあたり
三菱電機の宣伝部長、福間勉氏は、丸の内周辺は昨年の丸ビルオープンなどもあり、活況を呈しているとコメント。この好立地を活かして、新しいかたちの企業ショールームを目指すという。
「DCROSSは、Nature、Culture、Futureをキーワードにする情報受発信スペース。多くの方に訪れていただきたい」。
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