リビング＋：ニュース

2003/06/03 20:38:00 更新

NTT西、フレッツ・スポット向け“IP電話PDA”を販売

NTT西日本は6月25日から、VoIP対応のPDA「サザンクロスPDA SL-C750」を販売する。CFタイプの無線LANカード、およびイヤホンマイクがセットになっており、価格は6万9800円。

　NTT西日本は6月25日から、VoIP対応のPDA「サザンクロスPDA SL-C750」を販売する。CFタイプの無線LANカード、およびイヤホンマイクがセットになっており、価格は6万9800円。

　同社が提供する公衆無線LANサービス、「フレッツ・スポット」提供エリアで、IP電話サービスを利用できるのが特徴。別途、対応サービスを提供するISPへの申し込みが必要となる。同事業に参加するISPは、6月下旬以降、ホームページ上で順次掲載する予定。

　無線LANは、IEEE802.11bに準拠。PPPoE、ブラウザ、メールソフトを標準搭載しており、手軽にフレッツ・スポットを利用できるという。添付のUSBケーブルを用いてPCと接続すれば、PCに保存されたデータをドラッグ・アンド・ドロップでPDAに移すことも可能だ。

　端末は、シャープ製Linuxザウルス「SL-C750」をベースにしたもの。なお同社は昨年12月にも、「SL-A300」をベースにしたフレッツ・スポット対応製品を発表している（記事参照）。主なスペックは、以下のとおり。

製品名	サザンクロスPDA SL-C750
OS	Linux（OpenPDA）
CPU	Intel XScale PXA255/400MHz
メモリ	Flash 64Mバイト/SDRAM 64Mバイト
カードスロット	SDカードスロット×1、Type II CFカードスロット×1
液晶	640×480ピクセル、透過型システム液晶
ソフト	メール、PIM、ワープロ、表計算、映像再生（Movie Player）など
利用時間	連続表示約5時間
サイズ	120×83×18.6ミリ
重さ	220グラム
価格	6万9800円
発売日	6月25日

関連記事
NTT西、フレッツ・スポット対応Linuxザウルスを発売
LinuxザウルスでモバイルIP電話実験
モバイルIP電話の可能性を探る

関連リンク
NTT西日本

[杉浦正武，ITmedia]

---