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2003/06/10 23:59:00 更新 |
ファイルをCD-ROMから“ネット転送不可能”にするサービス
イーディーコントライブは、CD-ROM内のドキュメントファイルにコピープロテクトをかけるサービス「Safety Disclosure」を開始した。マスターデータを渡せば、加工を施したCD-ROMを、望む数だけプレスする。
イーディーコントライブは、CD-ROM内のドキュメントファイルにコピープロテクトをかけるサービス「Safety Disclosure」を開始した。配布したいCD-ROMのマスターデータを渡せば、コピー不可能な加工を施したCD-ROMを、望む数だけプレスする。価格は100枚/29万8000円からで、ロットに応じて割引される。
Safety Disclosureを用いて加工したCD-ROMは、中のファイルをコピー・2次利用できないようになっている。具体的には、.doc、.xls、.pdf形式のデータを保護して、コピー、印刷、データの変更、プリントスキャンなどを行えなくしている。
Word/PDFファイルを開いても、上部のメニューバーが表示されない。右クリックしても、印刷などのコマンドが表示されない
ファイルをPCのハードディスク内にコピーしても、開けないようになっている。「ファイルを開く際にはCD-ROMとの照合を行う。これによりCD-ROMからしかデータを読み取ることができない」(同社)。ファイルをメールに添付しても、受信先で開けないため、ネット上の不法な流通を防ぐという。
デスクトップにファイルをコピーしても、開けない
これにより、元データの改ざんを防ぎつつ、安全に情報を公開、配布することが可能。名簿、統計データ、教材などを扱う一般企業や学校法人、各種団体などを、サービス対象として想定しているという。
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イーディーコントライブ
[杉浦正武,ITmedia]