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2003/06/13 16:44:00 更新

伝送距離4kmの「VDSLPlus」登場　〜最大150Mbps

Infineon TechnologiesとMetalinkは、最大データ伝送速度150Mbps、もしくは4kmの伝送距離で4Mbps以上のデータ伝送速度を実現する「VDSLPlus」を開発していると発表した。

　独Infineon TechnologiesとイスラエルのMetalinkは6月11日、最大データ伝送速度150Mbps、もしくは4kmの伝送距離で4Mbps以上のデータ伝送速度を実現する通信方式、「VDSLPlus」を開発していると発表した。両社はそれぞれ、通信関連の半導体、DSLチップセットの開発を手がける企業。

　12MHz以上の周波数帯を、新規に利用するのが特徴。QAM変調方式により、300m超のシングルペア銅線上で、150Mbpsのデータ伝送速度を実現するほか、4kmのリーチで、4Mbpsを超える伝送速度を達成する。POTSやADSLといった、従来型通信方式ともスペクトル互換性を持つという。

　「市場は強化版VDSLを求めている。特に、QAM方式VDSLの成功が続く、アジア太平洋地域と日本において、それがあてはまる」（Infineon Technologies）。両社は今後、「VDSLPlus」の標準化を目指すという。

関連リンク
独Infineon Technologies
インフィニオンテクノロジーズジャパン
metalink

[杉浦正武，ITmedia]

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