リビング+:ニュース |
2003/06/16 17:21:00 更新 |
東芝、マルチドライブ搭載の「RD-XS31」を発表
東芝は6月16日、HDD/DVDレコーダー「RDシリーズ」の新エントリーモデル「RD-XS31」を発表した。「ネットdeナビ」に対応したほか、同シリーズで初めてDVDマルチドライブを搭載している
東芝は6月16日、HDD/DVDレコーダー「RDシリーズ」の新エントリーモデル「RD-XS31」を発表した。従来モデルの「RD-XS30」では使えなかった「ネットdeナビ」に対応したほか、同シリーズで初めてDVDマルチドライブを搭載した。7月中旬に出荷予定で、価格はオープン。店頭では11万円前後で販売される見込みだ。
7月中旬出荷予定の「RD-XS31」
ネットdeナビを搭載したことで、機能面はミッドレンジモデルの「RD-XS40」とほぼ同等になった。異なるのは、HDDが約80Gバイトであること、マルチドライブを搭載したこと(詳細は別記事を参照)。また、本体の天面に操作ボタンを配置した「トップ・オペレーション」と呼ばれるデザインも新しい。
上面左側にTVチャンネルや録画メディア(HDDもしくはDVD)の切り替えボタン、右側には「再生」「早送り」などの操作ボタンが並ぶ
フロント面。DVD-Rの書き込み速度は等倍速
マルチドライブは、東芝の自社開発によるもので、従来のDVD-RAM/DVD-Rにくわえ、DVD-RWの書き込み/再生をサポートした。東芝では「番組録画や保存版作成に優れたDVD-RAM、オリジナル作品の配布用途に便利なDVD-R、DVD-Rの試し焼きにDVD-RW」という使い分けを提案。また「マルチドライブには大々的に取り組んでいく。RD Styleの主軸になるだろう」として、今後の製品にも採用していく方針を明らかにした。
ネットdeナビは、イーサネットポートを使ってPCと連携する機能だ。PCとの直接接続にくわえ、外出先からPCや携帯電話を使ってiEPG(Internet Electronic Program Guide)による録画予約が行える。また、PCの画面でサムネイル付きの録画番組を一覧表示したり、PCのキーボードで番組タイトルやチャプター名を記述することも可能だ(詳細は1月の記事を参照)。
RD-SX31のネットdナビは、従来と同等の機能を持つが、今回からMac OS Xの「Internet Explorer」でも操作可能になった点が新しい(従来機はNetscapeのみサポート)。
主な仕様は下記の通り。
製品名 | RD-SX31 |
HDD容量 | 約80Gバイト |
HDD録画時間 | 約17.5〜104時間 |
録画可能メディア | HDD、DVD-RAM、DVD-R、DVD-RW(DVDビデオモード) |
再生可能メディア | HDD、DVDビデオ、DVD-RAM、DVD-R、DVD-RW、音楽CD、CD-RW |
本体サイズ | 430(幅)×357(奥行き)×78(高さ)mm |
重量 | 約5.4kg |
背面パネル(クリックで拡大)
リモコン(クリックで拡大)
関連記事
東芝がRD-Styleにマルチドライブを搭載した理由――開発者インタビュー
「HDDにDVDが付いているんです」――東芝開発者が語るデジタルレコーダの正しい進化論
東芝HDD&DVDレコーダ開発者に聞く(前編)――フラッグシップモデル「X3」は何が違うのか
東芝HDD&DVDレコーダ開発者に聞く(後編)――次の製品はどんなものになる?
関連リンク
RD-Style
[ITmedia]