リビング+:ニュース 2003/06/17 20:18:00 更新


噂の“ハイブリッド・コンシューマー”

インターネットユーザーの新常識は「ネットで調べてお店で買う」、そして「お店で確かめてネットで買う」。しかし、携帯電話はあまり使わないらしい

 インターネットユーザーの新常識は、「ネットで調べてお店で買う」、そして「お店で確かめてネットで買う」のようだ。大日本印刷とマイポイント・ドット・コムが実施した「第2回ショッピングにおけるメディア利用」調査では、実際の店舗とインターネットを巧みに組み合わせて利用する“ハイブリッド・コンシューマー”の姿が浮き彫りになった。

 大日本印刷とマイポイント・ドット・コムは、マイポイント・メンバー(無料登録のメール会員)に対して、生活や消費、コミュニケーションなどの分野でさまざまなテーマのアンケートを実施している。調査方法は、マイポイント・メンバーの中から毎回6000〜20000人程度を抽出し、メールによるアンケート参加を呼びかけるというもの。

 「ショッピング」をテーマにした調査は、2002年12月に続いて2回目だ。有効回答は20歳以上の男女1287人。今回は、音楽やゲーム、映像ソフト、チケット、化粧品などを購入した人に情報収集の手段や購入場所を調査した。

情報収集はインターネットがメイン

 商品の購入前から購入後までの各段階で情報収集に利用したメディアを尋ねたところ、すべての段階でインターネットが最も多く利用されていたという。各段階のインターネット利用率は、「普段の情報チェック」が51.3%、「購入商品検討のための詳細情報チェック」で51.9%、「最終的な購入商品決定時」は45.4%、そして「購入後の商品情報チェック」が53.6%。

 さらに、商品決定時にインターネットを利用すると回答した人に「参考にしたサイト」を聞いたところ、メーカーのサイトやオンラインショップが多数を占めた。オンラインショップは「普段の情報チェック」の段階で利用されるケースが最も多いが、メーカーサイトは逆に購入時の詳細情報チェックや購入後の情報チェックに多く利用されている。「普段は各社の商品や価格が一覧できるオンラインショップから商品情報を得て、“これだ”という商品に関する詳細な情報を得るためにメーカーサイトを利用するというインターネット利用の流れが伺える」(同社)という。

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ショッピングのための情報チェックで利用したメディア【マイポイント/DNP調べ】

 購入場所は、全体ではやはり「小売店・専門店」が36.4%と最も多いものの、次いで「インターネット」が26.4%を占めた。同社では、「急速なブロードバンド普及の中で、“ネットで調べてお店で買う”または“お店で確かめてネットで買う”という行為が一般化しつつあり、最近とみに注目されつつあるハイブリッド・コンシューマーの存在が伺える」と分析している。

 今回の調査は、メール会員を対象としているため、調査対象者はPCを使うインターネットユーザーであることが前提。そこで4月のインターネット利用状況を合わせて調査したところ、頻度では「ほぼ毎日」利用している人が85.4%を占めたという。1日の平均利用時間でも「2〜5時間」が42.1%、次いで「1〜2時間未満」が27.1%となり、1時間以上インターネットを利用している人が実に7割を占めた。ADSLなど定額制の常時接続インターネットが普及したことにより、利用時間は増加傾向にある。

 一方、携帯電話の情報サービスに関しては、ほぼ半数が「利用していない」(保有していない含む)。利用時間も「5分未満」の38.5%が最も多く、20歳以上のPCユーザーが対象とはいえ、意外なほど少ない結果となった。

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関連リンク
▼ニュースリリース(大日本印刷)

[ITmedia]



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