リビング+:ニュース 2003/06/18 21:10:00 更新


カノープス、超ワイド画面対応のTV会議システム

カノープスがTV会議システム「Canopus Reality Video Conference System」(CVCS-10)を発表した。2つのワイドPDP画面に表示する「臨場感たっぷり」のTV会議システムだ。

 カノープスは6月18日、Motion JPEG形式の動画を伝送する高画質TV会議システム「Canopus Reality Video Conference System」(CVCS-10)を発表した。高品質の動画を2つのワイド画面に表示できる「臨場感たっぷり」のTV会議システムだ。

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16:9のワイドプラズマディスプレイを2つ並べ、32:9の超ワイド画面に


 「TV会議は普及したが、やはり直接会ったほうが話やすいと感じている人が多い。原因は、解像度の低い映像、視野角の狭さ、そして遅延だ」(同社)。

 これに対して、CVCS-10は動画にDVカムコーダーで撮影したMotion JPEGをそのまま利用するため、従来のTV会議システムの画質とは一線を画す。また、映像や音声の遅延も「往復で0.3秒に抑えた。違和感のない会話が可能になる」(同社)という。

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送受信ユニットはPCベース。カノープスのボード類が組み込まれており、DVやアナログビデオ出力も持つ

 送受信ユニットはPCベースで、双方向各2本のDVストリームを処理できる。つまり、2拠点間を各2画面で接続する、あるいは3拠点間を各1画面で結ぶといった使い方が可能だ。マルチキャスト機能もサポートしているため、片方向(視聴のみ)であれば多数の拠点で同時に映像を受信できるという。

 ただし、Motion JPEGはストリーム1本あたり約25Mbpsの帯域を使うため、回線には“それなり”の太さが求められる。「2画面なら2ストリーム。オーバーヘッドを含め、全二重60Mbps程度(上り/下り各60Mbps)が必要になるだろう」。

 このほか、カメラ制御(ズーム、パン、チルト、画質設定)、音声レベル調整機能、通信ステータス表示、フレームレート制御などをサポート。会議映像をファイル化して大容量HDDに保存しておけば、後日、LAN内のPCからVoD(ビデオ・オン・デマンド)再生することも可能だ。

 価格は、送受信ユニットのセット(2台)で400万円。ワイド画面のPDPディスプレイ(4台)やカメラ(4台)などを含む“2拠点&2画面”のシステム構成例は、1000万円程度となる見込み。なお、設置費用や調整にかかる工事費は別途必要だ。出荷開始は8月末を予定している。

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機器構成例(クリックで拡大)

関連リンク
▼ニュースリリース(カノープス)

[芹澤隆徳,ITmedia]



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