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2003/06/25 22:06:00 更新

HDDレコーダー、2007年には3割の家庭に普及〜IDC

IDC Japanが発表した家庭用HDDレコーダーの市場規模予測によると、今後5年間は年間平均62.2％という高い成長率で市場は拡大し続け、2007年時点で30.9％の家庭にHDDレコーダーが普及するという

　IDC Japanは、家庭用HDDレコーダーの市場規模予測を発表した。これによると、今後5年間は年間平均62.2％という高い成長率で市場は拡大し続け、2007年時点では30.9％の家庭にHDDレコーダーが普及するという。

　HDDレコーダーの2002年国内出荷台数は46万6000台で、対前年比736％の増加となった。これには、HDD＆DVDレコーダー、HDD単体レコーダー、ホームサーバ、HDD＆VHSレコーダー、HDD搭載テレビなどが含まれるが、なかでもHDD＆DVDレコーダーは出荷台数の82.9％を占め、市場の牽引役となっている。IDCではこれを、「DVDの需要とHDDの機能性が相乗効果として現れたため」と分析している。

　同社は、2003年以降もHDD＆DVDレコーダーを中心にHDD搭載のAV機器市場は成長を続けると見ており、2002年から2007年までの年間平均成長率を62.2％と予測。また、搭載されるHDD容量も年間38.6％という高い平均成長率で増加していくという。

　IDC Japanストレージメカニズム・リサーチマネージャーの鈴木康介氏は、「HDDレコーダーは、ユーザーインタフェースの向上に努めれば、PCが浸透できていない高齢者層にも市場を開拓し、多種のサービスを提供できるビジネスチャンスを生む可能性がある。鍵となるのはパーソナライゼーションなどのユーザーが望む情報をプロアクティブに提供する技術である」と分析している。

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IDC Japan

[ITmedia]

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