リビング+:ニュース 2003/07/07 18:11:00 更新


定額制モバイルブロードバンド実現へTD-CDMA実験局を構築

通信ベンチャーのIPモバイルは7月7日、TD-CDMA(時分割−符号分割多重接続)技術を使用したモバイルブロードバンド実験システムの実験局を都内に構築したと発表した。

 通信ベンチャーのIPモバイルは7月7日、TD-CDMA(時分割−符号分割多重接続)技術を使用したモバイルブロードバンド実験システムの実験局を都内に構築したと発表した。下り1Mbps程度の定額制常時接続の実現へ検証を進める。

 4月に実験局免許を取得。実験システムには米IPWirelessの技術を採用し、TD-CDMAの優位性を唱えてきた中川正雄・慶應義塾大学教授らが支援する。

 実験局では第3世代移動体通信規格・IMT-2000のうちUMTS TDD(Time Division Duplex)技術を利用した伝搬実験を実施する。通信速度は3.84MbpsのHigh Chip Rateに準拠。周波数帯はTDD用に定められた2.1−2.25GHzを使用する。端末はEthernetかUSBで接続するモデムとPCカード型となる。

 時分割多重方式を使用することで、上り/下りの通信速度を非対称に設定でき、当初は上り数百Kbps/下り1Mbps程度の常時接続サービスを実現できるという。また高速移動時の通信も可能で、首都高速道での通信を確認したとしている。基地局間のローミングを検証するため、実験局を3局に増設する計画だ。

 具体的なサービス開始時期などは明らかにしていないが、同社は国内外の大手キャリアや端末・基地局メーカーと戦略的提携に向け交渉に入っているという。

 同社はIT関連コンサルティングのマルチメディア総合研究所が2002年11月に設立した。旧東京めたりっく通信を創業した杉村五男氏が代表取締役を務めている。

関連リンク
▼ニュースリリース(PDF)
▼マルチメディア総合研究所

[ITmedia]



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