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2003/09/01 19:28:00 更新

天上碑、ユーザカンファレンス「夏の陣」はPKシステムに議論集中

　ゲームオンは、中国武侠MMORPG「天上碑」のユーザを招いてのカンファレンス「夏の陣」をネッカ秋葉原店で開催、椎葉プロデューサー（以下、椎葉P）とユーザの意見交換や、10月に予定されている大規模アップデートの概要発表がおこなわれた。

日韓戦は、2時間の育成＋30分の派閥戦＋バトルロイヤルという長丁場となった。ハングル表記のクライアントなど不利な条件を背負いながらも日本チームは健闘

　“夏の陣”ではまず、夏の陣参加者40名と韓国トップ40プレイヤー40人による「酒池肉林」バトルが開催された。この日韓をつないでの酒池肉林イベントは、50倍の速度でキャラクタを育成して、その後PKタイムに突入、日韓で派閥戦を行うというもの。今回は30分の派閥戦タイムでは派閥当主を倒せず、決着が付かなかったため、代表5人ずつを闘技場に集めてのバトルロイヤルとなり、ようやく韓国の勝利で酒池肉林バトルは決着した。

日本チームの第1位プレイヤーに、ゲーム内アイテム「烈火剣」が椎葉プロデューサー（写真左）から贈られた

　日韓酒池肉林バトルのあと、椎葉Pを囲んでのユーザカンファレンスが催されたが、「天上碑についてここを変えて欲しいという要望」ということで始められた議論は、ほとんどPKシステムに集中した。

　PKについては、「弱いものいじめ」のPKを何とかして欲しいという要望が出され、PKの扱いについて議論が集中した。PKされるのはいやだという人でPK禁止ワールドの「潜龍之夢」に移ったのは、参加者中1名のみ。移住していない（活動するワールドを変えていない）人は、それまで育てたキャラクタを捨てて移動しなければならないのを嫌って、PK可能な既存ワールドで活動を続けているという。

PKされてイヤだという人だけでなく、PKしている人の率直な意見も出ていた

　弱いものいじめPKを予防する策として、PK状態の人は料理屋や宿屋を安全地帯にしない（これらのエリアでも攻撃を受けるようにする）、PK状態の人は通常の料理屋や宿屋を利用できないようにする（補給はPKの人用のエリアを設定して、そこだけに制限する）といった案が出された。ただ、宿屋や料理屋を安全地帯にしないという案については、PK状態のキャラが街中に入ると（弱いものいじめPKerかどうか関係なしに）包囲されてしまうのではないかという懸念も出た。

　「自分より上のキャラクタしか攻撃できないようにする」、「（潜龍移住用に）そのままのステータスでワールド間移住ができるようにする」、「粘着PK対策として短時間での連続PKを検出、ハラスメントとして対策できるようにする」、「現在3分の正当防衛時間をもっと延長する」などなどいろいろな案も出たが、結局これはという結論に至らないまま時間切れとなってしまったが、椎葉Pは、これらの議論の機会を継続して提供すると述べた。

　このほか、所属派閥をころころと変えられるのは問題ではないかという意見も出され、それについては椎葉Pも賛意をあらわした。

　クローズドβから1周年となる10月のアップデートでは、武技や防具に五行（木火土金水）属性がつけられるようにする「一般改造システム」や、第2次奇縁武器クエスト、中級の遠距離武技が実装される。また、パーティプレイが可能となるよう、グループを組んでの狩りができるようになるが、この「グループ」は臨時的な性格が強いものになる予定。今後は「新・天上碑」として日本で開発できる体制をととのえ、日本独自の実装や日本発の提案による機能強化をおこなっていきたいという。ファンタジー全盛のMMOのなかで特色ある世界観をもつ天上碑のこれからの展開にに期待したい。

かわいくなった新天上碑の新ビジュアル
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関連リンク
ゲームオン
「天上碑」公式サイト

[記事提供：RBBTODAY]

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