リビング+:Weekly Top10 2003/09/01 22:00:00 更新

Living Plus Weekly Top10(8月24日〜8月30日)
リアルマネートレードに関する考察

ネットゲーム社会の裏側で、密かに行われる現金取引。「実は、それほどネット社会に固有の現象でもない」とする意見もあるようだが――?

Living Plus Weekly Top10 8月24日〜8月30日

1位 恋をする韓国人、恋をしない日本人
2位 ネット上で、人は完全な別人格になれない――池田教授
3位 26Mbps ADSLに乗り換えてみました……すると?
4位 “リアルマネートレード”をめぐり分かれる意見
5位 「そんなこと言うから信用されないんですよ!」―ラグナロクサミット
6位 ゲーム社会を“信頼”するリネージュユーザー
7位 衛星が日本のデジタルデバイドを解消する
8位 メル友になりたい有名人、「小泉首相」がダントツ?
9位 Yahoo! BB加入キャンペーンで誤請求
10位 ストリーミング映像もダウンロード可能、「ダウンロードSpider」

 先週の上位を占めたのは、特集「リネージュにおける社会心理学的考察」の記事群。中でも、オンライン世界での恋愛事情を扱った「恋をする韓国人〜」は、人気が高かった。

 個人的には、4位の「リアルマネートレード」の記事に注目したい。リアルマネートレードとは、ゲーム世界のアイテムを現実世界の現金で売買すること。金銭が絡むとトラブルが発生しやすいため、多くのゲーム事業者はこれを禁じている。

 しかし、現実にはリアルマネートレードを行うユーザーは存在する。中には、ゲーム社会での「家」や「土地」を購入したくて、実際に大金を支払ったユーザーもいると聞く。よほど、マイホーム願望が強かったのだろう……などと想像をめぐらせる。

 リアルマネートレードを肯定する人間の理屈は、「自分が苦労して獲得したアイテムを、自由にやり取りして何が悪い」というもの。言われてみればその通りで、個人的にはこの理屈、なかなか強いと思う。

 当サイトでインタビューを行った東京大学の池田謙一教授(記事参照)も、こんな見方を披露してくれた。

 「そもそも、切手でもなんでも、希少価値の高いものをなんとか交換してくれ、というコレクターは常にいた。特に、ゲーム固有の現象ではない」。ネットゲームの場合、まだそれほど社会的な認知が進んでいないため、周囲の理解が得られにくいという。

 もっとも、池田教授はこう指摘することも忘れない。

 「ゲーム内のアイテムは、単なるデジタルデータに過ぎない。ともすると消滅するし、詐欺行為が介入する余地も多い」。やはり危険度の高さは事実。禁止を承知でリアルマネートレードを試みるユーザーは、多少は痛い目に遭うことも覚悟すべきだろう。

[ITmedia]



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