リビング+:ニュース 2003/09/02 21:47:00 更新


ニフティ、企業向けの低価格TV会議サービス「EyballMeeting」

ニフティは、法人向けTV会議サービス「EyeballMeeting」を9月2日より提供する。料金は、3人分のアカウントで月額6000円より。

 ニフティは9月2日、法人向けTV会議サービス「EyeballMeeting」を発表した。個人向けの「Eyeballパティオ」を拡張。最大30人が参加できる低価格なTV会議サービスとして、「アット・ニフティ法人サービス」のラインアップに加える。開発はプロハウスが担当した。

 センターサーバを置かないP2P型のTV会議サービスとして知られているEyeballパティオは、2002年5月に開始された。しかし、ニフティの鈴木孝充取締役によると、個人向けという位置付けにも関わらず、実際には100社以上の法人利用事例があるという。「たとえば、海外工場との打ち合わせ、地方事業所へに社長の訓辞を一斉配信するといった用途に利用されている」(同氏)。

 こうした需要に応えるため、企業向けサービスをラインアップするとともに、クライアント/サーバ型の接続方式も提供。ファイアウォール設置済みの企業での導入を容易にする。一方、サーバコストのかからないP2P型サービスを継続することで、サービス全体の料金を抑えた。

 料金は、3人分のアカウントで月額6000円より。5人、10人、20人、30人の5コースを用意している。「接続性有線のクライアント/サーバと音質・画質優先のP2P型は、利用者に使い分けられるはず。ミーティングごとに接続方式を選択することも可能だ」(同社)。

 EyeballMeetingは、画像と音声によるTV会議のほか、PowerPointで作成したデータを会議出席者で共有できるファイル共有、ホワイトボード、テキストチャット、インスタントメッセージなどを備える。また、会議参加者以外にも「視聴者」を設定し、会議の模様を傍聴できる「ブロードキャスト機能」も特徴だ。

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ファイル共有、ホワイトボードなど一通りの機能を備えている

 発言を行う“スピーカー”は最大10人、「視聴者」は20人まで設定可能。会議中に権限を変更して視聴者に発言させることもできる。このほか、社外の人間を特定の会議に参加する場合に便利な「ゲストID機能」も備えた。ゲストを招く場合は、1人あたり2000円(月額)の追加料金が必要になる。

 PC側の推奨スペックは、OSがWindows 98以降、400MHz以上のCPU、128Mバイト以上のメモリ、XGA以上のモニター、Internet Explorer5.0移行のWebブラウザなど。利用対象は、@nifty会員および@nifty ID登録ユーザーに限られるが、会員以外でも「法人コンテンツコース」や「@nifty ID登録ユーザー」に登録すればサービスを利用できるようになる。

 なお、ニフティでは今秋から冬を目処に、Webブラウザの画面を共有する「ブラウザ共有」、会議の模様を記録できる「録画機能」、WordやExcelにも対応したアプリケーション共有といった機能強化を図る予定だ。また、WebサイトにTV電話によるサポート窓口を設置できる「ゲストコール機能」も実装する計画だという。

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関連リンク
▼EyeballMeeting
▼アット・ニフティ法人サービス
▼@ニフティ
▼プロハウス

[芹澤隆徳,ITmedia]



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