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2003/09/10 21:22:00 更新

PCを遠隔操作してサポート〜ニフティ

ニフティは、ユーザーのPCをネットワーク経由で操作しながら設定の手順を教える「リモートサポート」を8月下旬から提供し始めた。「まだまだ手探り状態」だが、2004年を目標に、幅広いユーザーに提供できる体制を整える。

　ADSLやFTTHのユーザー層が拡大するなか、サポートの重要性は増してきている。Yahoo! BBなど一部事業者は24時間体制の電話サポートを実施、さらにDIONの「かけつけサポート」など、出張サポートによって差別化を図るケースもある。ただ、出張サポートには別途料金がかかることもあり、ユーザーが気軽に利用できるわけではない。そんな中、企業ネットワークのように“遠隔操作”をサポートに取り入れる試みが始まった。

　＠niftyを運営するニフティは、ユーザーのPCをネットワーク経由で操作しながら設定の手順を教える「リモートサポート」を8月下旬から提供し始めた。現在はFTTHユーザー限定で試験的に実施している段階で、「まだまだ手探り状態」（同社）だが、2004年を目標に、幅広いユーザーに提供できる体制を整えるという。

　リモートサポートには、遠隔操作ソフト「LANDesk Instant Support Suite Pro」を使う。電話サポートの中で、オペレータが必要に応じてソフトウェアのダウンロードを指示。接続したあとは、PCの画面を共有してオペレータが操作する。画面上に線や画を描いて解説することも可能だ。

　「サポートの中には、電話（音声）だけではフォローしきれない部分も出てくる。利用した人はまだ少数だが、“分かりやすい”“便利だ”という評価を得ている」（同社）。

　サポート範囲は、通常のインターネット活用法、メールソフトの設定、そして各種@niftyサービスの利用法など。終了後は、ユーザーがPCを再起動すると遠隔操作ソフトが自動的にアンインストールされるため、セキュリティの問題を心配する必要もない。対応OSはWindows ME以降（ソフトウェアはWindows 95 OSR2以降に対応）。なお、Mac OSへの対応は未定だ。

　ニフティでは、「2004年には、より幅広いユーザーが利用できるようにしたい」として、ADSLにも提供する方針を明らかにしている。

関連リンク
ニフティ
リモートサポート（ニフティ）

[芹澤隆徳，ITmedia]

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