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2003/09/16 21:56:00 更新

有線とスカパーが提携、FTTH放送開始へ

今秋から、光ファイバーを利用した映像配信を開始するスカイパーフェクト・コミュニケーションズ。その利用するインフラに、有線ブロードが追加された。

　有線ブロードネットワークス（USEN）とスカイパーフェクト・コミュニケーションズ（スカパー）は9月16日、事業提携を行うと発表した。USENの連結子会社であるユーズコミュニケーションズの光ファイバー網を利用し、「スカイパーフェクTV！」の有料多チャンネルサービス、およびデジタル放送を含む地上波／BS再送信サービスを行う。

　スカパーの100％出資子会社、オプティキャストが提供する映像配信サービス（記事参照）の、販路拡大という位置付け。USEN側が、映像配信サービスの販売を手がける。サービスは2004年春をめどに、東京近郊エリアから開始される予定だ。

　なお、スカパーはユーズコミュニケーションズが実施する第3者割当増資を引き受け、5億円を出資する。事業提携のビジネスモデルは、以下のとおり。

　USENグループは現在、大都市部の集合住宅、オフィスビルなど全国2万棟にFTTHサービスを提供している。この光ファイバーを利用すれば、アンテナ設置の必要もなく、各種放送サービスを提供可能。スカパーにすれば、対象潜在顧客の拡大を図れるわけだ。「2008年3月には、光ファイバー経由の加入者を50万件以上と見込んでいる」（スカパー）。

　なお、ユーズコミュニケーションズは既に100億円を超える増資を発表している。今回の資本提携も合わせて調達した資金を、ユーザー新規加入に必要とされる投資、および運転資金に充当するという。

参考資料：USENの事業進捗状況（クリックで拡大）

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[杉浦正武，ITmedia]

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