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2003/09/18 04:18:00 更新 |
WPC EXPO 2003レポート
Linux搭載「Zaurus」がVoIP端末に
シャープは、Linux搭載の「Zaurus」向けにインターネット電話の機能を持つソフトウェアを提供。年内にも電話サービスを開始する計画だ。
シャープブースでは、Linux搭載の「Zaurus」によるインターネット電話のデモンストレーションが行われていた。これは、年内にも開始する予定の新しい電話サービスで利用するクライアントソフト。Zaurus同士あるいはPCとの通話が可能になる。
デモンストレーションに使われていたのは「SL-C750」と「SL-C760」の2機種だ。コンパクトフラッシュ型の無線LANカードを使い、インターネットに接続していた。
音声コーデックはG.711。専用ソフトには、自分のステータス(オンライン、取り込み中など)を相手のアドレス帳に反映させる「プレゼンス管理機能」や「テキストチャット」、「通話履歴」といった機能もあり、インスタント・メッセンジャー的な要素も盛り込まれている。
「現在、シャープスペースタウンで提供している“ハローSST”のVer.2といった位置付けになる。年内にはサービスを開始したい」(同社)。
通話時にはアドレス帳から相手のハローIDをクリックするだけ
ハローSSTは、「Sharp Space Town」の会員に提供されているインターネット電話サービスだ。ソフトウェアのダウンロードは無料で、月額250円の料金で使い放題(インターネット接続料は別)。ただし、利用する際はグローバルIPアドレスが必要であり、この点は“Ver.2”も同じだという。
ゲートウェイを介して加入者電話への発信も可能に?
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ザウルス SL-C760
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ハローSST(シャープスペースタウン)
[芹澤隆徳,ITmedia]