リビング+:ニュース 2003/10/02 20:08:00 更新


gooとGoogle、2つの検索エンジンが戦略的提携

ポータルサイト「goo」を運営するNTT-Xは、Googleと戦略的提携に合意したと発表した。gooはGoogleから検索エンジンの提供を受け、新しい検索サービスを開始する。

 ポータルサイト「goo」を運営するNTT-Xは、Googleと戦略的提携に合意したと発表した。gooはGoogleから検索エンジンの提供を受け、新しい検索サービスを開始する。新しいgooのインターネット検索サービスは2003年12月1日から提供される予定だ。なお、今回の提携では技術面とマーケティング面に限られるため、資本や役員の派遣などは含まれない。

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(左)NTT-X代表取締役社長 中嶋孝夫氏(右)Google 業務開発/営業担当副社長 Omid Kordestani氏

 今回の提携により、gooはGoogleのデータベースと検索技術の提供を受ける。ここでは単純にgooがGoogleのエンジンを採用するのではなく、goo独自の日本語処理技術を追加した独自エンジンを採用する。さらにGoogleは、gooを通じてNTT研究所の日本語処理に関する技術提供を受け検索機能の充実を検討する。

 gooが追加する機能も公表された。追加する機能としては、“ドラえもん”と“ドラエモン”のような表記が異なりやすい単語を同一視して検索する「表記揺れの自動補正」、“松嶋菜々子”を“松嶋奈々子”のように誤字・誤表記による不適切な検索結果を補正する技術、有害コンテンツを排除する「アダルトフィルタリング」などが挙げられる。このため、新gooとGoogleから検索結果の提供を受けている他社サービスを比較すると、異なる検索結果が出る可能性もある。

 gooによると、日本語処理の不備による「誤った検索結果」が表示される割合は12%にも上るという。gooは、Googleに独自の日本語技術を追加することによって「日本人のための最高の検索サービス」を提供できるとした。

 さらにマーケティング面では、gooはGoogleが提供するキーワード連動型広告「AdWords」を採用する。今回の提携に関して本誌の取材に、NTT-X代表取締役社長 中嶋孝夫氏は以下のように答えた

RBB)日本語分野以外の技術交流はありますか。
「技術の交流は日本語分野に限って考えている」

RBB)先にGoogleとの提携を発表したインフォシークは、自社エンジンとの共用を選択したがいかがお考えですか。
「gooではユーザに最高の検索結果を提供するため、Googleとの提携によって得られる“新goo”一本に絞ることにした」

RBB)世界的に検索エンジンの買収など再編が続いているが、これと関係はありますか。
「買収等と今回の提携に関わりはない。あくまで、ユーザの求める検索結果に適切に答えるため、googleとサービスを提供すると決定した」

関連リンク
▼NTT-X
▼Google

[記事提供:RBBTODAY]



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