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2003/10/14 23:17:00 更新 |
ライブカメラのマルチ画面を携帯に表示するシステム
リアルボイスは、ライブカメラのマルチ画面を携帯電話に表示できるシステムを開発した。マンションでの防犯監視システムや、ライブチャットサービスなどに応用できる。
リアルボイスは、ライブカメラのマルチ画面を携帯電話に表示できるシステムを開発した。マンションでの防犯監視システムや、ライブチャットサービスなどに応用できる。
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複数のライブカメラが撮影した映像を、サーバ側でそれぞれ5秒につき1枚の画像データに変換。パラパラマンガの要領で、携帯にリアルタイム配信する。「携帯電話で、9画面を同時に配信するシステムは、例がないのでは」(リアルボイス)。映像は、サーバ側で蓄積することも可能だ。
iアプリ版とiモード版が用意されており、前者は画像が自動更新される。iモード版では、画像取得時に手動での更新が必要。「FOMA向けに、映像を配信できるシステムも開発中」(同社)という。
PC向けに同様のシステムも用意されている。こちらは、1秒に1枚の割合で画像を自動更新する
課金システムが組み込まれており、パケット料金とは別にサービス料を徴収できるのもポイント。たとえば、クレジット決済で事前にポイントを購入させ、「画像を一度更新するごとに10円分のポイントが落ちる」といったサービスも提供可能だ。
また、テキストチャットも行える。9画像の中からチャットしたい相手を選択、文字入力を行えば相手側に送信できる。
チャット相手を選択し、テキストを入力する。「発言」ボタンを押せば、ライブカメラの前に座る相手にメッセージが届く
リアルボイスのCEO、川原敏氏は、同システムの用途は幅広いと話す。「大手マンションから防犯監視システムにと引き合いをもらっているほか、スキー場でゲレンデのコンディションを配信するサービスにも利用できる」。ほかにも、ペットホテルの様子をライブ配信したり、ライブチャットサイトのモバイル版を構築したりといった利用が可能だ。
いずれの場合でも、PCではなく携帯電話で“外出先から、手軽に”アクセスできる、という利点がある。システムは、管理画面も合わせて作りこむことが可能。現在、3社に納入実績があるという。
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リアルボイス
[杉浦正武,ITmedia]