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2003/10/20 19:21:00 更新 |
NTTとモトローラ、マルチキャストMPLSを実装
NTTとモトローラは共同で、マルチキャストMPLSプロトコルを開発、ルータソフトウェアとして実装した。マルチキャスト時にもMPLSの利点を活かしたトラフィックエンジニアリングが利用可能となっている。
NTTとモトローラは共同で、マルチキャストMPLSプロトコルを開発、ルータソフトウェアとして実装した。マルチキャスト時にもMPLSの利点を活かしたトラフィックエンジニアリング(TE)が利用可能となっている。ビデオオンデマンドやIP/TVなどのコンテンツ配信、広域LANサービス、IP-VPNなど、多拠点通信を実現できるという。
今回開発されたマルチキャストMPLSは、マルチキャストパス設定やQoS、マルチキャストTE、トラフィック状況と連携した経路計算、部分ツリー修正機能などを備える。
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)は、IPアドレスベースのルーティングではなく、MPLS網に入る際にパケットに付加された「ラベル」を使ってルーティングする仕組み。ラベルに書き込まれた「番号」だけで転送先のルータが決まるため、IPルーティングより高速に処理できるのが特徴だ。
マルチキャストMPLSソフトウェアを搭載したルータは、10月26日〜28日の国際会議「MPLS2003」(開催地:米ワシントンD.C.)で動態展示される予定。
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[記事提供:RBBTODAY]