リビング+:ニュース 2003/12/04 19:33:00 更新


NTT東に排除勧告 公取、Bフレッツ「ニューファミリー」の1芯直結問題で

公正取引委員会は12月4日、NTT東日本に対し、FTTHサービス「Bフレッツ」の提供をめぐり私的独占があったとして、独占禁止法違反で同社に排除勧告を出した。また他事業者のADSL工事実施をめぐっても独禁法違反のおそれがあるとして警告を出した。

 公正取引委員会は12月4日、NTT東日本に対し、FTTHサービス「Bフレッツ」の提供をめぐり私的独占があったとして、独占禁止法違反で同社に排除勧告を出した。また他事業者のADSL工事実施をめぐっても独禁法違反のおそれがあるとして警告を出した。

 公取委によると、NTT東日本は戸建て住宅向けBフレッツプラン「ニューファミリータイプ」で、光ファイバー1芯を最大32ユーザーで使用する分岐方式を前提として料金設定していたにもかかわらず、実際には1芯を1ユーザーが利用する1芯直結方式が使われていた(関連記事を参照)。

 ニューファミリータイプの月額料金は4500円。1芯の接続料金・同5074円を下回っており、他事業者が同社の光ファイバーに接続して提供するサービスへの新規参入を阻害しているとした。このため排除勧告では適正な料金設定などを求めている。諾否期限は2004年2月15日。

 これに対しNTT東日本は「Bフレッツの排除勧告については、勧告で指摘された事項が私的独占にあたるとの見解には疑問があると考えているが、勧告書の内容を十分に検討した上で早急に対処方針を決定したい」と諾否について即答は避けた。

 また他社ADSL工事における販売代理店の営業活動については「既に全支店、全工事委託会社に対し指導の徹底を図っており、今後とも疑念を招かぬよう対処していく」としている。

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[ITmedia]



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