リビング+:ニュース 2003/12/11 23:59:00 更新


日立、ネット家電に“スイッチオン”

日立ホーム&ライフソリューションは12月12日から、エコーネット準拠のネットワーク家電コントロールシステム「ホラソネットワーク」を提供開始する。月額950円で、初回登録料として3000円が必要。

 日立ホーム&ライフソリューションは12月12日から、エコーネット準拠のネットワーク家電コントロールシステム「ホラソネットワーク」を提供開始する。月額950円で、初回登録料として3000円が必要。

 ユーザーは家庭内に、エコーネットとIPネットワークを仲介するゲートウェイとして、通信アダプタを設置する。別途リモコンも付属しており、アダプタとリモコンのセットが10万円を切る程度で提供される見込み。リモコンは追加で購入することも可能で、その場合の価格は2万円を切る程度。

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通信アダプタ。各ボタンには、自分の好きな操作を割り当てることができる(後述)。サイズは56×170×160ミリ

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リモコン。アダプタと同様、各ボタンに操作を割り当てる

 同システムに対応する家電として、洗濯乾燥機、冷蔵庫、レンジ、ヒートポンプの受注を開始する。今後は、ネットワーク対応エアコン、センサー、照明なども順次ラインアップされる予定。価格はエアコンが25万〜37万円、ヒートポンプが60万円などとなっており、ほかの製品はオープン価格だが「通常の製品より1〜3万円高くなるだろう」(同社)。

 システム保守やメンテナンス体制が必要となるため、受注形式で営業を行う。インターネットショッピングモール「ホラソ.com」を通じて新サービスの普及を進めるほか、ネットワーク機器の受注も行う。また、NECとの提携により2004年1月から「BIGLOBE STORE」でもネットワーク対応製品を販売する。

 会員向けサービスとして、「健康医療相談サービス」も提供される。これは、医師、看護師など専門医療職の人間が24時間、年中無休で電話相談に応じてくれるというもの。電話健康相談の専門企業である、ティーペックと提携して実現した。

 「ティーペックは、聖路加国際病院理事長の日野原重明氏を特別顧問に迎える、業界最大手のサービサー。気になる身体の症状、母子健康、育児など、幅広く的確なアドバイスを受けられる」(日立ホーム&ライフソリューション)。

「ボタン割り当て」はあらかじめPCで

 ホラソネットワークでは、ユーザーは通信アダプタ、好みのネット家電をそろえた上で、まずPCに専用ソフトウェアをダウンロードする。新しいネット家電を購入した場合、追加でその家電用ソフトウェアをダウンロードする仕組み。

 ユーザーは同ソフトウェアを用いて、特定の操作をアダプタ/リモコンのボタンに割り当てる。たとえば、「リビングのエアコンを入れて、給湯機の運転を開始し、寝室のセンサーを有効にする」といった一連の動作を、“ボタン1”に割り当てるといった具合。

 これにより、ユーザーはPCを立ち上げずともボタン1を押すことで家電を操作できる。あらかじめ登録したアドレス宛に、事前に作成したメールを送信することもできる。

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自分なりにカスタマイズして、「帰宅」ボタンなどを用意できる(クリックで拡大)

 このほか、ネットワーク家電が故障した場合は、PC画面上に製造番号とサービスセンターの電話番号を表示するといった機能も備える。ホラソネットワークのより詳細な内容は、同社デモルームの体験記事を参照。

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[杉浦正武,ITmedia]



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