リビング+:ニュース 2003/12/17 15:39:00 更新


トレンドマイクロ、2003年のウイルス被害ランキングを発表


 トレンドマイクロは、国内における2003年度(2003年1月1日〜12月15日)の「ウイルス感染被害年間レポート」を報告した。2003年通期では45,238件の感染報告があったとしているが、この数字は2002年の52,172件よりも少なくなっている。これは、2003年に登場したウイルスは比較的短期間で収束の方向に向かったことが影響していると考えられる。

 ランキングによると、1位は「WORM_KLEZ」、2位は「WORM_NACHI.A」、3位は「VBS_REDLOF」などと続いている。このうち1位のWORM_KLEZは、発見から2年以上たった現在においても感染を広げていることになる。

 2003年に流行したウイルスとしては、発見から6日間に渡って連日200件以上の感染が報告された「WORM_MSBLAST」が挙げられる。このWORM_MSBLASTにみられるように、Windowsのセキュリティホールが発見されてから、これを悪用したウイルスが登場するまでの期間が短くなっているのも1つの傾向といえるだろう。

 また、「WORM_DELODER」や「WORM_MSBLAST」に代表されるようにハッキング手法を利用したウイルスも蔓延した。ほか、マイクロソフトのロゴやフォーマットで装飾されたWORM_SWEN.Aなど、見かけに安心して思わず添付ファイルを開いてしまう「マスメーリング型ワーム」もみられた。

 これを踏まえたうえで同社では、セキュリティホールを悪用するウイルスに引き続き警戒するとともに、OSの言語によってタイトルの言語も変化させるマスメーリング型のウイルスも流行すると予測している。

 ウイルス感染被害年間レポートは以下のとおり。

順位種類報告件数
1WORM_KLEZ3,949件
2WORM_NACHI.A3,140件
3VBS_REDLOF2,634件
4WORM_MSBLAST2,352件
5WORM_SWEN.A1,675件
6BUGBEAR1,533件
7WORM_OPASERV1,457件
8JS_FORTNIGHT704件
9TROJ_DLUCA689件
10TROJ_ISTBAR587件
関連リンク
▼トレンドマイクロ

[記事提供:RBBTODAY]



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