リビング+:ニュース 2003/12/17 19:02:00 更新


“感動探し”の市場規模は5兆円〜goo

「感動した!」の某首相もびっくり。もっと感動するために意識的に行う“感動探し”なる行為が中高年を中心に広がっている。しかも、その市場規模は年間5兆円におよぶという。

 「感動した!」の某首相の影響だろうか。もっと感動するために意識的に行う“感動探し”なる行為が中高年を中心に広がっているという。しかも、その市場規模は年間5兆円におよぶらしい。

 オンライン・アンケートサービス「gooリサーチ」を運営する三菱総合研究所とNTT-Xは12月17日、「2003年の感動に関するアンケート」調査結果を公表した。これによると、いわゆる“感動探し”をしたことがあると答えた人は全体の38.6%。なかでも中高年層ほどこの傾向は強く、60代では実に57.6%におよぶという。

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もっと感動するために意識的に行っていることがある割合(出典:gooリサーチ)

 主な“感動探し”の内容は、10〜20代では「映画鑑賞」「知識を増やす」など。30〜40代は「良好な家族関係の維持」「知識を増やす」、50〜60代は「旅行」「自然に触れる」など。ちなみに、10代の“感動さがし”第3位には「インターネットする」がランクインしている。

 また、感動するために使う金額は、1カ月あたり平均1万1400円となり、「これをベースに市場規模を試算した結果、感動ビジネス市場は年間5兆円となった」(goo)。感動ビジネスとは、人々が感動するための商品やサービスを提供すること。映画や旅行、教材などの産業がこれにあたる。

 感動ビジネスに費やす月間平均金額を年代別に見た場合、やはり中高年層が最も高く、50代は1万3300円、60代は1万6700円。これに対し、10代は3900円とかなり差が開いた。しかし、実際に感動した頻度を比較してみると、結果はまるで逆だ。「1カ月に1回以上」感動したという回答の割合は、10代で50.9%、20代が48.6%であるのに対し、50代は30.7%、60代が33.9%と年代が高くなるにつれて感動することが減る傾向にある。単に経済力の差だけではなく、経験の量によって感動しにくくなってしまったた中高年層が、積極的に“感動”を求めている状況がうかがえる。gooでは「感動ビジネスのメインターゲットは、感動探しに積極的な50〜60代の層であるといえる」と結論付けている。

 今回のアンケートは、11月19日から25日までの一週間にわたり公開型インターネットアンケートの形で実施されたもの。有効回答者数は1万7400人。性別構成は男性43.5%、女性56.5%となっている。

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「感動を表現する言葉」を尋ねた設問では、「ジーン」が65%でダントツのトップ。次いで「ウルウル」(38.1%)、「ドキドキ」(34%)、「グッ」と(26.5%)と続く

関連リンク
▼ニュースリリース(goo)

[芹澤隆徳,ITmedia]



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