Living Plus Weekly Top10
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1位 | 謎の白装束集団、渋谷を占拠!? | ||
2位 | 「ゲームをするからひきこもりになる」は因果関係が逆 | ||
3位 | 「ゲームが人を暴力的にする」は支持されつつある | ||
4位 | “電話加入権ゼロ”は嬉しい? 哀しい? | ||
5位 | ゲームのせいで日常的に「ゲーム脳」になるとはいえない | ||
6位 | 住基ネットのセキュリティは「平均以下」 〜長野県の報告 | ||
7位 | 小中学生にも“アバターサービス”が浸透中? | ||
8位 | スカパー!とプラット・ワンの合併でCS 110度放送は変わる? | ||
9位 | イッツコムでも「MX」「Winny」を制限 | ||
10位 | 86時間連続ネットゲームで死亡? |
先週のトップは、渋谷で行われたgooのプロモーションイベントの記事。S澤記者の得意とする、臨場感あるリポートぶりが人気を集めたようだ。
2位、3位、5位には東京大学の公開講義を紹介する短期集中連載がランクインした。いわゆる「ゲームが人をダメにする」という世間の思い込みが本当かどうか、客観的に分析する内容だった。
講義では、“ゲームが人を暴力的にするのは本当”としながらも、“ゲームが道徳心を向上させる場合もある”と指摘するなど、ゲームのいい面と悪い面を、バランスよく紹介していた。せっかくなので、記事で触れなかった「ゲームのいい点」を、もう少し紹介しよう。
まず、教育的ゲームの存在を忘れてはならない。これは、ゲームを知育コンテンツとして有効活用しようというもの。お茶の水女子大学大学院の坂元章助教授は、実際に「学業不振児に、高い効果が確認されている」ことに言及している。
また、児童カウンセリングの分野でも、ゲームは活用されている。心に傷を負った子供と会話するとき、面と向かってしゃべるより、一緒にゲームをしながら話した方が、その子供の気持ちを効率的に引き出せるという。
「ゲームに頼りすぎるあまり、児童カウンセラーのカウンセリング技術が落ちるのでは、と懸念されているほど」(坂元助教授)。このように、ゲームは実際に社会に役立てられる。
もちろん、一部には過激な性描写、暴力表現をともなうゲームもあり、「これはちょっと、子供には見せられんなあ」と思うものも存在する。ただ、記者のようにドラクエ、FFで育ってきた人間には、戦闘シーンがあるゲームを一概に“暴力的だ!”とする批判は、違うんじゃないかと不満をおぼえてしまう。
坂元氏も指摘していたが、自らゲームに熱中したことのある研究者が、どれほどいるのだろうか。学術的な議論を離れることを承知で、あえていわせてもらえば、ゲームは、おもしろい。それを知らずに、むやみに子供からとりあげないでほしい。
[杉浦正武,ITmedia]
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