イーペディア、汎用型ネットワーク電子図書館システム「ePedia」を発表

【国内記事】 2001年9月4日更新

 イーペディアは、今月より汎用型ネットワーク電子図書館システム「ePedia(イーペディア)」の発売を開始し、10末より出荷を開始すると発表した。

 このシステムは、電子書籍コンテンツを電子図書館に提供し、ユーザは各図書館とライセンス契約を結ぶことにより、ネットワークを通じて図書館内の電子書籍を閲覧できるというもので、企業・官公庁・大学の図書館へ提供していく。このシステムでは、ビューア、コンテンツライセンス、サーバ、IDCサービス、編集システムが同社の提供となり、コンテンツは契約出版社の提供となる。なお、個人ユーザ向けサービスについては未定としている。

 契約は年単位となり、年間利用料はIDCサービス360,000円、ライセンス運用代行28,800円、コンテンツは1つに付き10,000円から60,000円となり、継続の場合は、次年度から割引となる。

 コンテンツの提供元としては、現在、岩波書店、三省堂、研究者、医師薬出版、自由国民社、日外アソシエーツをはじめ約20社の出版社が予定されており、初年度には辞書を中心に50コンテンツ以上が提供される予定だ。今後は、辞書、実用書、専門書など「使う本」を中心に3年間で100コンテンツの提供を目指すという。コンテンツは独自のビューアで閲覧する形式で、現在、Windows2000 Professional、RedHat Linux6.2J、Solaris8 SPARC版での動作が確認されている。今後は、Windows95/98にも対応させていく予定という。

 出版社に提供されるePedia編集システムでは、検索(サーチ)、体系(ツリー)、参照(リンク)などの機能が用意され、スタイルシートの切り替えにより、同じ内容を対象学年に合わせて「かな」「ルビあり」「ルビなし」などと表示を変えることも提案されており、次年度から始まる小学校でのコンピュータ教育も焦点に入れているようだ。

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