2001年の不正アクセス、対前年比で約12倍に

【 国内記事】 2002年2月7日更新

 国家公安委員会、総務省、経済産業省は、2001年の不正アクセス行為の発生状況について公表した。それによると、2001年の1年間で発生した不正アクセスは、警察庁に報告されたものが1,253件。これは2000年の報告件数106と比べて、約12倍の増加となっている。中でも目立つのは、海外からの不正アクセスの増加(25→448)である。

 この報告では、クラッキングツールによるホームページ書き換えが813件ともっとも多く、NIMDAなどワームによる不正アクセスが94件、CodeRedなどDoS攻撃プログラムやバックドアプログラムに関するものも28件あった。いずれについても、侵入を許した原因として既知のセキュリティホールをふさいでいなかったことが挙げられている。

 また、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)にもとづく検挙は、67件で51人(うち重複1名)。67件中52件が、他人のIDを入手してサービスなどを不正に使用したり、いやがらせを行ったりした事犯である。こうした事犯は身近な人間や組織を対象としたものが多いのが特徴だ。

関連リンク
▼ 国家公安委員会
▼ 総務省
▼ 経済産業省


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