日本提案のケーブルモデム新規格がITU国際標準に。2002夏には下り最大42Mbpsの新モデムが製品化へ

【 国内記事】 2002年2月15日更新

 ITU(国際電気通信連合)のCATV網におけるケーブルモデムに関する勧告(J.112)に、下りに256QAM※、上りに16QAMという変調方式を用いるという日本の提案が採用され、近く改訂勧告として発効されることとなった。

 これは、昨年末にスイスのジュネーブで開かれたITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)の第9研究委員会における日本提案が、代行承認手続きを経て受理され、2月16日より「国際標準」として発効されるもの。日本では新勧告にのっとって国内民間規格が制定されたあと、夏頃までには各メーカーがこの方式を用いた製品の開発を行う予定だ。これにより、最大伝送速度が下り42Mbps、上り10Mbpsにアップされることになる(現在の最大速度は、下り約30Mbps/上り約5Mbps)。

※QAM(Quadrature Amplitude Modulation):「直交振幅変調」の略。デジタルデータをアナログ信号に変換する変調方式の一つで、限られた帯域幅で効率よくデータを転送できる。

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