JDSがギガビットEtherのバックボーン接続サービス。ケーブルテレビの広域ネットワーク化進むか

【 国内記事】 2002年3月19日更新

 JDS(日本デジタル配信)は、光ファイバを使ったギガビットEtherのネットワーク環境サービスを開始する。接続形態はあくまでもバックボーンとしてで、加盟のCATV局とJDSセンター間をVLANによる専用回線で結ぶもの。JDSが本格的なデジタル配信を開始することにより、バックボーンが活躍することになる。

 JDSの専用線を使うメリットは、インターネットという保証のないネットワークを経由しないことで、流れるコンテンツの品質を維持するには、ダイレクトにJDSと接続しているほうがよりよい環境を維持できる。また、JDSはギガビットバックボーンを有効活用できるように、VoIPなどのコミュニケーション型サービスの提供を検討しており、サービスが実現すれば、JDS網経由でCATV会社間でのVoIP通話なども実現しそうだ。

 こうした新たなコンテンツの提供だけにとどまらず、CSデジタル放送サービスやCATV網用マルチキャスト配信システムの商用化をJDSは順次進めており、放送と通信の融合を目指すことになる。

 JDSは鉄道各社と東京電力、放送やケーブル、商社が株主となっており、鉄道会社や東京電力の光ファイバを使いやすい位置にいると共に、マスコミとケーブル会社があることで、コンテンツの配信にも近い位置にいる。JDSの目的は1都5県で総延長約600kmの広域ネットワークを使い、CATV各社の広域連携を図留とともに、コンテンツやネットワークのサービスを提供することにある。今回のギガビットバックボーンサービの提供とバックボーンを活かすコンテンツが登場するかどうかで、組織力がより強まるかどうかが決まりそうだ。

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