100グラム7350円――UCC、ルイ15世も愛した幻のコーヒーを発売+D Style News

» 2007年04月12日 11時02分 公開
[ITmedia]
photo

 UCC上島珈琲は、幻のコーヒー「ブルボンポワントゥ」の再生に成功し、「UCCブルボンポワントゥ(豆)100グラム」として世界で初めて発売する。2000セット限定の完全予約販売で、価格は日本市場最高水準の7350円。4月12日からUCC直営店10店舗とUCCホームページ「いっぴん珈房」にて予約受付を開始する。

 ブルボンポワントゥは、生産性が低い上、19世紀初頭にレユニオン島を襲ったサイクロンや干ばつなどの被害で生産は途絶え、「幻のコーヒー」と言われてきた。

 同社は1999年にレユニオン島の現地調査に乗り出し、島内で約30本の原木を発見。フランス共和国レユニオン海外県と共同で研究開発に取り組んできた。再生に着手してから約8年の歳月を経て、このたびようやく日本に出荷される。

 小粒で尖った外観と、フルーティな甘い香りが特長のブルボンポワントゥ。そのカフェインの含有量は、一般的なアラビカ種のコーヒー豆に比べ約半分の0.6%と少なめだ。18世紀のフランスでは、国王ルイ15世や文豪バルザックもこのコーヒーを愛飲していたという。

 同製品は、同コーヒーの生い立ちや再生の物語をつづった「ブルボンポワントゥ・ストーリーブック」とともに、フランス王室の宝石箱をイメージするロワイヤルブルーのプレミアムパッケージに入っている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.