「心をつかむ、美しさ」――デザイン携帯「SIMPURE L2」イベント+D Style News

» 2007年07月03日 21時11分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo 小学館の女性誌「Oggi」の専属モデルを勤めるヨンアさん

 LG電子ジャパンは7月3日、韓国・LG電子が開発したNTTドコモの携帯「SIMPURE L2」(シンピュア エル2)の発売記念イベントを行い、代表取締役の李揆弘氏のほか、デザイナーのグエナエル・ニコラ氏や韓国人モデルのヨンアさんらが登場した。会場は東京ミッドタウンのガレリア アトリウム。

 同会場ではデザイン総合イベント「東京デザイナーズウィーク」とのコラボレーション企画「Touch&Love DESIGN展」を同時開催。アートディレクターの浅葉克己氏を始めとする6人のキュリエーターらが選んだデザイン製品を展示する。製品とともに置かれたSIMPURE L2で、指定された番号に電話をかけると、その製品を選んだキュリエーターからメッセージを聞くことができる企画になっている。

 「デザインに力を入れることでユーザーの心をつかみたい」と語る李氏。東京を始め世界に5つのデザインセンターを設けることで、ワールドワイドなデザインを追求している。しかしその一方で日本市場向けに開発された端末がSIMPURE L2だ。デザイナーには任天堂の「ゲームボーイアドバンス」やユニクロの「ブラックショップ」など、幅広いジャンルのデザインを手がけたフランス人のグエナエル・ニコラ氏を採用した。


photophoto 約15年日本に住んでいることもありトークセッションには日本語で参加したニコラ氏。こうした日本文化に対する理解も、デザイナーとして起用された理由のひとつだという

 「デザインの完成までには2年あまりの歳月を費やした」と、ニコラ氏は語る。「テクノロジーはどんどん進化して当たり前のものになっているが、人との関係は弱くなっている」との思いから、美しいデザインで持ち主の気持ちとコネクトできるような製品を目指したという。1年や半年を待たず機種変更が行われていく携帯市場に対し、“いつまでも飽きのこない、美しいプロダクト”との思いがこめられている。

 “シンプルは、曲線を求める。人体は曲線を求める”とうたうSIMPURE L2は、直線を基調としたボディに曲線を織り込んだフォルムが特徴。中央に向かってくびれたデザインは女性的な美しさをもち、シンプルで上品な雰囲気を演出している。実際に手で触れたさいの心地よさを意識し、作られている。

 また、韓国人モデルのヨンアさんも日本語暦3年のキャリアをいかし、流暢なトークを披露した。ゴールドが好きだというヨンアさんは携帯のカラーも「Noble Gold」をチョイス。実際に使ってみて、手になじむデザインと使いやすさに満足しているという。


photophotophoto 「ゲームをすることが多い」と話すヨンアさんは、ニコラ氏がゲームボーイアドバンスのデザインを担当したと聞いて目を輝かせた

photophotophoto SIMPURE L2のテレビ電話機能を使い、韓国にいるヨンアさんの父親と画面を通して会話をすることに。「パパァ!」とにこやかに韓国語で話し始めると、携帯のカメラを会場に向け場内の様子を見せた

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