スタンダードモデルながら必要十分な装備を搭載した「308 Premium」。最高出力140馬力(103kW)/最大トルク240Nm(24.5kgm)の1.6リッター・ターボチャージャー付き直噴4気筒エンジンに、4速ATを組み合わせている。価格は299万円。 |
左右独立調整式のオートエアコンを備え、花粉フィルターを標準装備。また吹き出し口のセンターには、送風によって室内に香りを広げる「パフュームディフューザー」が備え付けられている。全6種類の香りを用意し、日本仕様車では“スプリングフラワー”と“エキゾチックバニラ”を標準仕様とした。 |
そのほか、雨滴感知式オートワイパー、オートヘッドランプ、バックソナー、さらにはアクセルワークなしでの定速走行などを可能にするクルーズコントロール機能も搭載するなど、充実した装備が用意されている。 |
収納面では、容量348リットルのラゲッジスペースを用意し、リアシート折りたたみ時は最大1201リットルにまで拡大できる。また、ラゲッジスペース上面の“仕切り”(パーセルシェルフ)に用意された、ふた付きの収納スペースも特筆すべきポイントだ。外からでも座席からでもアプローチできるように、取っ手が2つ用意された“両開き”タイプのふたが採用されている。 7つのエアバッグ、ABS、ESPなど安全装備も充実しており、ボディはヨーロッパの衝突安全テスト「ユーロNCAP」の“成人乗員保護”で5つ星の評価を獲得するなど、高い衝撃安全性を確保している。 |
Premiumにさらなる上級装備を加えたラグジュアリーなモデルが「308 Cielo」だ。価格は345万円。エクステリアは17インチアロイホイールやパノラミックガラスルーフの装備によって、さらにプレミアムな雰囲気が演出されている。また、リアにはSFメカの排気ノズルを思わせる、ボディと一体化したディフューザーパネルが取り付けられ、ハイテク感のある印象的なリアビューになった。 インテリアは、まずファブリックシートからレザーシートに変更されたことで高級感がグッとアップ。またこのCieloとGTiのグレードには、ダッシュボードやドアトリムにもレザーをあしらった“インテグラル・レザー”のオプションも用意されている。先述のパノラミックガラスルーフは、特殊ラミネートガラスの採用により紫外線を99%、赤外線を86%カット。また約10秒で開閉する電動サンシェードも備えられた。フロントシートはヒーター機能を備え、さらに運転席には座席位置のメモリー機能を持つ電動シートを標準装備する。 そのほか、ハンドルに合わせてヘッドランプの照射角を自動的に変更するディレクショナル機能や、フロント&バックソナーを標準装備し、安全性もより高いものとなっている。 |
308シリーズのスポーティーモデルである「308 GTi」は、エンジンが175馬力(128kW)にまでチューンアップされ、1600〜4500rpmの広範囲で発揮される最大トルク(240Nm)と相まってダイナミックなドライビングが楽しめる。トランスミッションは6速MTを採用した。価格は355万円。 |
Premium、Cieloが5ドアモデルだったのに対し、GTiは3ドアモデル。リアウィンドウは尻上がりのラインが強調され、グリルデザインも専用のものに変更されている。スポーティーなデザインの18インチアロイホイールやリアディフューザーパネルに加え、さりげなく“走り”を主張するリアスポイラーも装備された。 |
インテリアでは、ハーフレザーシートを設定することで高級感とスポーティーさを両立させた。アルミ製のシフトノブとペダルをあしらうことで緊張感のある空間を演出している。また、Cielo同様にパノラミックガラスルーフを標準装備し、インテグラル・レザーのオプションも設定。そのほか、フロント&バックソナーやディレクショナルヘッドランプ、ドアステップガードなどの上級装備を備えている。 |
取材・文/+D Style
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