メルセデス・ベンツ日本は5月26日、高級スポーツカー「SLクラス」、2シータースポーツカー「SLKクラス」、プレミアムセダン「CLSクラス」を大幅に改良し、販売を開始した。価格は563万〜1930万円。
約7年ぶりに改良されたSLクラスは、トレンドと伝統とを融合させたダイナミックなエクステリアを新たに採用した。幅が20ミり広げられたフロントグリルには、1954年発表のガルウイングモデル「300SL」と同様に、1本のルーバーのみを配置し、印象的なデザインとなっている。価格は「SL350」が1190万円、「SL550」が1510万円、「SL600」が1930万円。
SL350はエンジンに専用のチューニングが施され、よりスポーティーなドライビングを楽しめる。装備面では、オーディオ/ビジュアルシステムを統合した「コマンドシステム」や、乗員の首周りに温風を吹き出すエアスカーフなどを標準装備し、快適性、利便性の向上が図られた。
また、走行状態に応じてヘッドライトの照射を最適にコントロールする「インテリジェントライトシステム」や、急ブレーキ時にブレーキライトが点滅することで後続車へ注意を促す「アダプティブブレーキライト」を採用し、安全性も高められている。
SLKクラスは今回、F1マシンを彷彿とさせるエアインテークをはじめ、アローデザインのウインカー部やディフューザーデザインのリアスカートなど、随所にスポーティーな意匠を取り入れた。価格は「SLK200 コンプレッサー」が563万円、「SLK350」が743万円。
それぞれエンジンをチューニングし、最高出力を向上させた。SLK200 コンプレッサーは従来より21馬力アップした184馬力(135kW)、SLK350は32馬力アップした304馬力(224kW)となっている。
内装は、クローム付き3スポークステアリングホイールや赤いメーター指針などでスポーツ感を演出。HDDナビゲーションや地上デジタル放送対応テレビ(別途オプションのテレビアンテナセットが必要)、コマンドシステムを装備したほか、操舵角に応じてステアリングギア比が変化する「ダイレクトステアリング」も新たに搭載している。
CLSクラスは、フロントグリルに2本のルーバーを配置したほか、新デザインのアルミホイール、アローデザインのウインカー部、大型化したドアミラーなどを採用し、よりダイナミックな外観になっている。価格は、「CLS350」が898万円、「CLS550」が1080万円。
内装はホワイトを基調とし、視認性に優れるメーターパネルやクローム付き3スポークステアリングホイールを備えた。そのほか、HDDナビゲーション、地上デジタル放送対応テレビ、コマンドシステム、アダプティブブレーキライトなども搭載する。また、AMGデザインの内外装「AMGスポーツパッケージ」もオプションで用意されている。
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