香港・マカオの旅を満喫するためには、ホテル選びは重要だ。定番のショッピングやグルメはしっかりおさえつつ、マカオにも足を伸ばしたい……。もちろん、地下鉄(MTR)やタクシーでの乗り継ぎの手間と時間をいとわなければどこのホテルでもいいわけだが、週末2泊3日の弾丸旅行でマカオ観光も盛り込みたいとなると、やはりホテルのロケーションは重要になる。そして+D Styleとしてゆずれないのは「ラグジュアリーさ」。旅のベースキャンプとなるだけに、やはりホテルは妥協したくない。こんな“こだわりホテル”の1つとしてオススメしたいのが、九龍・尖沙咀のホテル「ザ・ランガム・香港」だ。
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「あれ? マカオ行きのフェリーって上環からじゃなかったっけ?」――。そう、マカオへの高速フェリーでは、香港島上環のマカオフェリーターミナルから出航しているのがポピュラーだが、尖沙咀の中港城(チャイナフェリーターミナル)からもマカオ行きの高速フェリーが出ているのだ。ザ・ランガム・香港から中港城までは歩いて5分ほどという最高のロケーション。上環発フェリーのように24時間運航はしていないのだが、朝は7時から30分おきに出航しているので、ザ・ランガム・香港をベースキャンプとしておけば、日帰りマカオが余裕で楽しめるのだ。そのほかにも中港城からは、珠海、深セン、南沙、中山、江門など中国各地へのフェリーが運航しているので、香港周辺の中華圏を楽しみたい時にもとても便利なベースキャンプとなることだろう。
アーチ型の天井と特注クリスタルシャンデリアが出迎えてくれる開放的なホテルロビー | ロビーに隣接したラウンジでは、オリジナルのアフタヌーンティーも楽しめる |
屋上には地中海スタイルのプールが。貸切パーティなどにも利用可能 | 最大550人まで収容できるグランドボールルーム | 従来のヨーロッパスタイルにモダンさと自宅のくつろぎ感を演出した最新のグランドルーム |
スパスタイルのバスルーム。大理石をふんだんに使い、エレガントなバスタイムを演出 | 薄型大画面テレビやDVDプレーヤー、iPod対応クロックラジオ(写真)など最新アメニティも完備 | ランガムホテルクラブ(有料)利用者限定で、パーソナルチェックイン/チェックアウトや朝食をとることができるクラブラウンジ |
ザ・ランガム・香港でディナーを味わうのなら、高級広東料理レストラン「タン・コート(唐閣)」がオススメ。世界的なホテル業界誌「ホテルズ」誌で「世界のグレートホテルレストラントップ10」に選ばれたほか、米旅行誌「トラベル&レジャー」誌でも毎年恒例「素晴らしい場所と食べ物100」の1つに選ばれるなど、これまでに数々の賞を受賞している。そして昨年末2008年12月には、ミシュランガイドで見事に二つ星を獲得。世界的なグルメ格付けでも、高い評価を得たことになる。 タン・コートは、中国宮廷の中でも最も優雅で革新的だったと言われる唐の時代の王朝をイメージ。高級感あふれるインテリアの中で最高の広東料理を味わえる。 |
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香港にリピーターが多い理由の一つに「安心感」がある。これは治安だけでなく、ビジターを受け入れる体制、多様なライフスタイルが揃っているところに起因するのだろう。
宇宙船には、必ずエアロックが用意されている。気密扉で仕切られたその小部屋は、空気のない宇宙空間と宇宙船内とを行き来するときに、その異なる2つの空間の調整を行う場所だ。宇宙空間を異国、宇宙船内を母国とすると、香港は異国と母国とを行き来するときのエアロックのような役割を担っているのかもしれない。 ゆっくりと圧力を変化させて調整していくエアロックのように、旅のスイッチを心地よく切り替えてくれる街――。ザ・ランガム・香港のようなホテルをその拠点とすれば、さらに快適な異空間体験になることだろう。 |
取材・文・撮影/永山昌克
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